女子高生１０数カ所刺される…一宮市内で被害続出

　愛知県一宮市八幡の路上で１１日夜、同市今伊勢町の高校３年匹田初美さん（１７）が男に刃物で胸などを刺された。

　男はそのまま逃走し、県警は１２日、殺人未遂事件として一宮署に捜査本部を設置。匹田さんは胸のほか背中や頭など１０数カ所に刺し傷などがあり、一部は肺や肝臓に達するなど重傷。命に別条はないという。捜査本部は匹田さんが事件直後「知らない男に刺されたのか」との警察官の問いかけにうなずき、所持品が奪われていないことなどから通り魔事件の可能性があるとみている。

　一宮市内では今年１月、今回の現場から約５キロ東の路上で女子中学生が刃物で左手を切られたほか、４月にも女子高生がいきなり顔を殴られる事件があった。また、０８年５月には同県豊田市で女子高生が帰宅途中に殺害される事件があり未解決となっている。

[ 2010年06月13日 ]