山口「条件面一致」バスケスＪｒ．戦に前進

　プロボクシングＷＢＯ（日本未公認）世界スーパーバンタム級３位で国内で引退している山口賢一（３０）が、日本人初のＷＢＯ王座挑戦となる世界前哨“エキシビションマッチ”１０回戦を１３日に大阪・守口市で行うことを１２日、発表した。代理人は王者のウィルフレド・バスケスＪｒ．（プエルトリコ）側と交渉が順調であることを明言した。

　この日、来日したマネジャーのジャスティン氏は「条件面で一致」と８月のプエルトリコでの世界戦に前進していることを説明。さらに、ＷＢＡ、ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者の強豪、ダルチニアン（豪州）からも対戦の話があったという。ＪＢＣ（日本ボクシングコミッション）管轄外の興行のため「模擬試合」でタイ人選手と拳を交わす山口は「しっかりと準備したい」とビッグマッチを見据えていた。