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2010/6/12

多文化社会に対応できる都道府県立図書館はどのくらいあるのだろうか  多文化社会と図書館

京都府立図書館の是住久美子主事の 2010年6月8日 のブログから引用する。



http://megalodon.jp/2010-0608-1709-25/diary.cbsquare.net/?eid=616526
あっついですねー。

今日はカウンター、たくさんの利用者があり、汗だくでした。

今日は外人さんに英語で何やら訴えかけられましたが、「ん?ん〜??」という感じで、外国語で書かれた図書のリストを渡して、指された本を渡すだけで精一杯でした。

こんな時に限って、英会話を習っている職員がいない

英会話を習う労力と、発揮できる機会を天秤にかけて、「うちの図書館は洋書も少ないし、私は毎日カウンターに出るわけではないし、やーめた、英会話を習う時間を何かに振り替えたほうが良い」と判断した訳ですが、振り替えた何かって何?
やっぱり酔いどれてるだけやん。

ちなみにこの後、また外人さんがやってきて、ぎょっとしましたが、こちらは「この日本染物の作家さんの本を出して下さい」とペラペラな方で、ホッとしました。

漢字も書ける外人さんの方がうちの図書館は多いので、いつもの調子で「はいはい?」と近付いたのは失敗。
どうりで、近くの職員がサーッと引いていったわけだ。


京都府立図書館のように、実際に多文化社会への理解がまったくない都道府県立図書館は全国にあるのだろうか。

実際に英語で話しかけられて、拙くてもいいから一生懸命英語で答えようとする職員は、我々の調査員によれば一人だけだ。一階の受付カウンターに座っていた、黒ぶち眼鏡をかけていた、大学出たくらいの年齢の若い男性職員のみだったそうだ。

その他の職員は<英語で話しかけられても><日本語で答えた>そうだ。しかしジェスチャーすらしない職員もいたそうだ。

蛇足だが、是住さんは「子供ムジャヒッディン(あるいは十字軍)」のようなものだ。<子供のために図書館をよくしよう>という主義は強いが <大人のための図書館> という主義は弱い。
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テーマ: 図書館





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