民主党の若手議員にもスジのいい人がいる。切磋琢磨せよ。
この人のブログには前から注目していたが、なかなかバランス感覚がいい。
菅晋内閣に対して本当の指導力を発揮するように注文をつけているところなどは、さすがに行政の現場を知っている人の発言だと感心した。
こういう風に、民主党の若手議員がどんどん発言してくれるようになるといい。
当初は未熟でも、議論を重ねるうちに物事の勘所が分かるようになる。
誰のブログか。
たまき雄一郎という当選1回生のブログである。
私は、自民党の落選議員の中にたまき議員と同じような資質の持ち主を何人も見てきた。
これらの人が党派を超えて率直に議論を重ねていけば、必ずいい政策を生み出すことが出来る、と信じてきた。
若い政治家の切磋琢磨の場が失われていることを憂えていたが、どうやら民主党の中にそういう場が生まれそうである。
いいことではないか。
互いに、切磋琢磨せよ。
私は、そう言いたい。
しかし、振り返ってみると、菅新総理が行政刷新担当大臣に蓮ホウ氏を抜擢したのは、明らかに選挙対策のための間に合わせ人事で、これはあまり感心しない。
もっと行政の中身に通じた若い政治家を登用すれば良かったと思うが、これが菅パフォーマンス内閣の限界かも知れない。
7月の参議院選挙を目前に控えて、その参議院選挙に立候補する改選議員を大事な行政刷新担当大臣に就任させるのだから、菅内閣が単なる選挙対策内閣で、本当の仕事師内閣になる準備がまだ整っていないことが分かる。
昨日の菅内閣の閣僚人事の発表を通じて明らかとなったのは、菅内閣は当分仕事をするつもりのない内閣、ということだ。
私だったら、参議院選挙の候補者は全員入れ替える。
法務大臣は、細川律夫衆議院議員に代える。
防衛大臣は、自民党の石破氏にお願いするに限る。
経済産業大臣は非改選議員だろうから留任としても、千葉景子、北沢俊美、蓮ホウ氏の登用は合点がいかない。
さらに、厚生労働大臣の長妻昭氏は、行政の長としての適確性が無いことを露呈しているから、私だったら、厚生労働大臣は舛添氏にお願いするところだ。
行政の停滞を招いている厚生労働大臣をそのままにしている、というのは、菅総理にはまだ本当の仕事をする心積もりがないのだろう。
菅総理の腹の中が読めたところで、さて野党の皆さんはどう対処されるのか。
菅総理は、会期延長をしないでこのまま参議院選挙になだれ込む積りですよ。