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はやぶさ、7年間の旅
チーム「はやぶさ」の挑戦〜技術者が語り尽くす〜

第3話 「イオンエンジンが起こした奇跡」イオンエンジン開発担当 NEC 堀内 康男

取材・執筆文 松浦 晋也
サンプラーホーン
サンプラーホーン

「はやぶさ」は様々な特徴を持つ探査機だ。小惑星からサンプルを採取するための、サンプラー・ホーン。サンプルを地上に降ろすための再突入カプセル。広い太陽系空間の中で、とても小さな小惑星に正確にランデブーするための光学航法システム、小惑星に安全に降りていくための各種センサーと自律航法システム。

しかし、「はやぶさ」を「はやぶさ」たらしめている一番の土台となっているのは、4基搭載されたイオンエンジンだろう。電子レンジと同じマイクロ波の照射という方式で、キセノンをイオン化し、電場で加速して噴射するマイクロ波放電式という独自の形式を採用したイオンエンジンは、累積4万時間の運転に耐え、見事に「はやぶさ」の小惑星イトカワへの往復飛行をなしとげようとしている。

イオンエンジン
イオンエンジン
堀内康男は、学生時代からイオンエンジン開発に従事してきた。NECに入社してからも開発は続いた。彼の人生の軌跡は「はやぶさ」用イオンエンジン「μ10」と重なる。

彼は「はやぶさ」を強運の探査機だという。その言葉は、イオンエンジンが起こした何度もの奇跡に裏打ちされている。

NEC
宇宙事業開発戦略室
シニアマネージャー 堀内 康男
1990年入社。
入社以来イオンエンジンの開発をおこない、2009年より宇宙事業開発戦略室。現在は、小型衛星事業の推進。
 

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