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種牛管理施設でも口蹄疫感染の疑い 宮崎
口蹄(こうてい)疫の感染が相次ぐ宮崎で、「宮崎牛」のブランドを支える種牛の管理施設でも口蹄疫への感染が疑われる牛が見つかった。県内の口蹄疫の発生は101件となった。
県の口蹄疫防疫対策本部によると、口蹄疫への感染の疑いが新たに確認されたのは、高鍋町にある県の家畜改良事業団。事業団は、宮崎牛のブランドを支える種牛などを一括して管理している。今回、口蹄疫への感染が疑われる牛が5頭見つかり、事業団の牛はすべて処分されることになった。肉質の良い優秀な種牛6頭はすでに、口蹄疫から守るため別の場所に移されていた。
県内の口蹄疫の発生は101件となり、処分の対象となる牛や豚は8万2000頭を超えた。
一方、この問題で平野官房長官が16日に宮崎入りし、宮崎・東国原県知事と会談した。東国原知事は、農家への生活支援や感染経路の早期解明など6つの項目について要望書を提出した。平野官房長官は、感染拡大の防止に全力を挙げて取り組む方針を示した。
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