6月9日に行われた映画「ザ・コーヴ」の上映とシンポジウムについて、私が11日に当ブログで記事にした事について、主催者である篠田博之しからメールを頂いた。
そして、それに対する私の返信を公開します。
篠田氏の了解は得ています。
「創」編集長・篠田博之氏からのメール
「創」の篠田です。先日はお疲れさま。
まきさんのブログにあなたが載ってるよ、と電話で教えてくれた人がいてアクセスしました。
イラクへの取り組みなど拝見して、おおすごいと敬服しました。
ただ、私を紹介していただいたのはいいのですが、細かい点で誤解もあるようなので
ちょっとお知らせしておきます。
別に訂正しろとか言っているのではありません。私はそれほど狭量ではありませんから。
打ち上げで乾杯まで、と言ったのも立場が違う者は排除するという意味でなく、あそこでは
シンポの突っ込んだ総括などやろうと思っていたので、幾らなんでもやりにくいし、
議論はまた別に機会を改めて、という意味でした。ま、結局最後まで一緒に飲んだので、
今となってはどうでもいいことですが。
それから電話や街宣抗議はダメだと私が言ったと書いてありますが、
私はシンポジウムでも言ったように抗議する自由は
認めています。だから、それら抗議がダメだというのでなく、
そのやり方が行き過ぎると市民の支持は得られないのでは、と言ったのです。
西村さんたちの運動スタイルは、昔ながらの街宣車でなく新しいスタイルを作り出したのですが、
それは恐らく、市民や大衆に受け入れられなければ運動は成功しないと考えたからなのでしょう。
そうであればこそ、威嚇や嫌がらせと受け取られないようにしないといけないのではないか、
とそんな意味で言ったのです。
まあ、酒の席での話なので、細かいことはいいかもしれませんが。
まきさんにお会いするのはたぶん初めてだと思いますが、私はこれまでも鈴木さんや木村さんはもちろん、
犬塚さんなどとも酒を飲んでいろいろ話す機会がありました。今度また機会あれば話をしたいと思います。
考え方の違いはもちろん互いに認めつつですが、どうぞよろしくお願いします。
創出版編集部 篠田博之
2010/06/11 23:40
篠田博之様
わざわざ、メールを頂ありがとうございます。
私の拙いブログまで訪問いただき恐縮です。
「乾杯だけで帰ってください」、の意味は充分に理解しています。
ですから、狭量であるとか排他的との言辞は用いていません。
ただ、「内部の打ち合わせがあるから」という本当の趣旨については言及していません。
その点で、読者においては誤解する人があったかもしれません。
当日は、私のような者まで参加を認めてい頂いただけでも感謝しています。
度量の大きな方であると思っています。
右派・民族派であれば当たり前ですが、左翼系は排除の論理が先行しがちです。
差し支えなければ、篠田様からのメール本文をそのままブログに掲載したいのですが、宜しいでしょうか。
「中止要請の電話や抗議がダメ」、と言ったのは鈴木さんです。
読み直して頂ければ分かると分かると思います。
私は上映に反対ではありません。
如何に欧米白人が日本人を見下し、侮蔑しているか理解するために有効な映画だと思っています。
ただ、西村修平さんの中止要請行動があったからこそ、活動に対する歪曲した捉え方ではありますが、
「問題のある映画」との見識がマスコミから発せられた訳です。
今のあなた方は、毒薬入りの可能性のある餃子を前にして、
「毒が入っているかどうか、食べて判断してください」と言っているようなもの。
無批判なままに娯楽作品として、上映されれば日本人の精神を破壊する毒は
全日本人の身体中に蔓延してしまうのです。
「上映を中止せよ」、とまで言わなくても、我々の言論が国民にいきわたるような
成熟したマスメディア報道があれば、こういった事態にはならなかったはずです。
槇 泰智
2010/06/12 10:11
そして、それに対する私の返信を公開します。
篠田氏の了解は得ています。
「創」編集長・篠田博之氏からのメール
「創」の篠田です。先日はお疲れさま。
まきさんのブログにあなたが載ってるよ、と電話で教えてくれた人がいてアクセスしました。
イラクへの取り組みなど拝見して、おおすごいと敬服しました。
ただ、私を紹介していただいたのはいいのですが、細かい点で誤解もあるようなので
ちょっとお知らせしておきます。
別に訂正しろとか言っているのではありません。私はそれほど狭量ではありませんから。
打ち上げで乾杯まで、と言ったのも立場が違う者は排除するという意味でなく、あそこでは
シンポの突っ込んだ総括などやろうと思っていたので、幾らなんでもやりにくいし、
議論はまた別に機会を改めて、という意味でした。ま、結局最後まで一緒に飲んだので、
今となってはどうでもいいことですが。
それから電話や街宣抗議はダメだと私が言ったと書いてありますが、
私はシンポジウムでも言ったように抗議する自由は
認めています。だから、それら抗議がダメだというのでなく、
そのやり方が行き過ぎると市民の支持は得られないのでは、と言ったのです。
西村さんたちの運動スタイルは、昔ながらの街宣車でなく新しいスタイルを作り出したのですが、
それは恐らく、市民や大衆に受け入れられなければ運動は成功しないと考えたからなのでしょう。
そうであればこそ、威嚇や嫌がらせと受け取られないようにしないといけないのではないか、
とそんな意味で言ったのです。
まあ、酒の席での話なので、細かいことはいいかもしれませんが。
まきさんにお会いするのはたぶん初めてだと思いますが、私はこれまでも鈴木さんや木村さんはもちろん、
犬塚さんなどとも酒を飲んでいろいろ話す機会がありました。今度また機会あれば話をしたいと思います。
考え方の違いはもちろん互いに認めつつですが、どうぞよろしくお願いします。
創出版編集部 篠田博之
2010/06/11 23:40
篠田博之様
わざわざ、メールを頂ありがとうございます。
私の拙いブログまで訪問いただき恐縮です。
「乾杯だけで帰ってください」、の意味は充分に理解しています。
ですから、狭量であるとか排他的との言辞は用いていません。
ただ、「内部の打ち合わせがあるから」という本当の趣旨については言及していません。
その点で、読者においては誤解する人があったかもしれません。
当日は、私のような者まで参加を認めてい頂いただけでも感謝しています。
度量の大きな方であると思っています。
右派・民族派であれば当たり前ですが、左翼系は排除の論理が先行しがちです。
差し支えなければ、篠田様からのメール本文をそのままブログに掲載したいのですが、宜しいでしょうか。
「中止要請の電話や抗議がダメ」、と言ったのは鈴木さんです。
読み直して頂ければ分かると分かると思います。
私は上映に反対ではありません。
如何に欧米白人が日本人を見下し、侮蔑しているか理解するために有効な映画だと思っています。
ただ、西村修平さんの中止要請行動があったからこそ、活動に対する歪曲した捉え方ではありますが、
「問題のある映画」との見識がマスコミから発せられた訳です。
今のあなた方は、毒薬入りの可能性のある餃子を前にして、
「毒が入っているかどうか、食べて判断してください」と言っているようなもの。
無批判なままに娯楽作品として、上映されれば日本人の精神を破壊する毒は
全日本人の身体中に蔓延してしまうのです。
「上映を中止せよ」、とまで言わなくても、我々の言論が国民にいきわたるような
成熟したマスメディア報道があれば、こういった事態にはならなかったはずです。
槇 泰智
2010/06/12 10:11