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学ランに一目惚れ 関大応援団に米留学生、88年の歴史で初 (1/2ページ)
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創設88年の歴史がある関西大学応援団リーダー部に今春、初めて留学生の部員が誕生した。米・ミズーリ大のトマス・チャンセラーさん(21)=文学部3年。厳しい上下関係や学ランなど硬派な風習に「カッコイイ」と、“一目惚(ぼ)れ”して入部を決意。先輩の指導を受けながら連日、厳しい練習に励んでいる。
チャンセラーさんは昨年9月、交換留学生として関西大に入学。今年4月、学内の式典でリーダー部の応援を見て、すぐに入部を申し込んだ。「アメリカにはない。ちょっとびっくりしたけど、絶対にやってみたいと思った」。
規律や礼儀を尊ぶ応援団。部員の間では、外国人に理解してもらえるか不安もあったが、チャンセラーさんの熱意に動かされ、部の基本精神を示した文章を英訳するなどして歓迎した。
先輩に大きな声であいさつしたり、真夏でも学ランを着用したりするが、「あいさつは(日本で住んでいる)寮生活でもやっていること。先輩が後輩を熱心に指導してくれることに感動した」と話す。