衛星の回収は可能か?韓国ネット上では政府を批判する声も
6月12日9時30分配信 サーチナ
韓国教育科学技術部はこのほど、打ち上げに失敗した「羅老(ナロ)号(KSLV―1)」の残骸(ざんがい)が韓国・チェジュ島から南へ約470キロの公海に落下したことを明らかにした。環球網などをはじめとする複数の中国メディアが報じた。
事故の原因を解明するためにロケットの残骸を回収したい韓国側だが、ロシアとの契約上、回収は簡単には進まないことが予想されている。原則として、韓国側がロケットの1段目に接触する場合は、製造を担当したロシア側の同意が必要だからだ。
これに対し、中国メディアは「爆発はロシアと韓国の両国関係にも傷を与えた」と報じ、打ち上げから137秒、爆発直後からロシアと韓国の専門家は失敗の原因をめぐって争いを開始したと報じた。韓国側は「爆発はロシアが製造を担当したロケットの1段目で起きた」と主張する一方、ロシア側は「爆発は韓国が製造を担当したロケットの2段目が予定より早く点火したため」と反論した。
「ナロ号」の打ち上げ失敗に対し、韓国のネット上ではさまざまな議論が交わされており、打ち上げ失敗を残念がる声が主流となる一方で、韓国当局や李明博(イ・ミョンバク)大統領を批判する声も存在するようだ。(編集担当:畠山栄)
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最終更新:6月12日11時22分
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