羅老号:発射控えストレス、ロシア人技術者が自殺未遂

 韓国初の宇宙ロケット「羅老号(KSLV1)」の2回目の発射を控える中、羅老宇宙センター(全羅南道高興郡)に勤務しているロシア人の技術者が、釜山市内で自殺を図っていたことが明らかになった。釜山金井警察署などが7日に発表したところによると、羅老宇宙センターに勤務し、コンピューターのプログラムに関する業務を担当しているロシア人技術者Dさん(32)が、今月5日午前5時40分ごろ、釜山市金井区の地下鉄1号線梵魚寺駅のホームで、刃物で自分の腹を3回切りつけ、病院に運ばれたが、命に別条はないという。

 先月24日に来韓したDさんは、警察の調べに対し、「羅老号の打ち上げを控え、大きなストレスを感じ、死のうと思った」と話したという。Dさんは現在、釜山市内の病院で治療を受けているが、切り付けた部分が炎症を起こさなければ、近日中に退院できる見通しとのことだ。

釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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