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【ドラマ・企業攻防】富士通、前社長“解任”の真相 企業統治に歪み? (1/3ページ)
このニュースのトピックス:ドラマ・企業攻防
富士通が“お家騒動”で大揺れだ。「病気療養」のため社長を辞任すると発表された野副(のぞえ)州旦(くにあき)氏が突如として、「辞任は強要だった」として取り消しを要求。富士通側は辞任理由を訂正し、事実上の解任だったことを認める一方で、野副氏を相談役から解任した。双方の間の溝は深く、法廷闘争にも発展しかねない泥沼化の様相を呈している。
密室での“解任劇”
「辞任取消通知書」。前代未聞のお家騒動は、2月26日付で野副氏側から間塚道義会長兼社長宛に内容証明付きで郵送された一通の文書が始まりだった。
代理人の弁護士などによると、文書には以下のような内容がつづられている。
昨年の9月25日朝、野副氏が東京・汐留の本社に出社し取締役会に出席しようとしていたところ、突然、高層階の会議室に呼び出された。そこには間塚会長や監査役のほか、かつて社長、会長を務めた秋草直之取締役相談役と富士通初のコンピューター開発に携わった山本卓眞元名誉会長らが待ち構えていた。
会社側は「野副氏は反社会勢力と関係のある投資ファンドと付き合いがあり、野副氏が推進していた子会社のニフティ売却にファンドがかかわっている」と糾弾。野副氏は付き合いを否定したが、「トップが反社会的勢力と関係していれば、富士通が上場廃止になる」と責められ、やむなく辞任を受け入れたという。