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2004.07.17

竹中平蔵・木村剛、新橋で初の共演[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第11回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、7月8日に新橋駅前において私が竹中平蔵氏の応援演説をした模様をテープ起こしをベースに忠実に再現していただいた「ゆびとま」さんの「新橋街頭演説その1」「新橋その2」「新橋その3<不良債権問題>」「新橋その4<郵政民営化>」「新橋その5<年金問題>と<賭ける思い>」です。

 テレビにしても、新聞にしても、報道する場合には、極めて限られた時間内で伝えたいメッセージを凝縮しなければなりませんから、そのシーンの切り取り方によってかなりニュアンスが異なることとなります。良質なマスコミはその中で公正な報道を追求して悩みながらクオリティを高めていこうと努力しますが、悪質なマスコミは切り取り方によってバイアスが生じることを悪用してアジテーションに利用しようとします。そして、残念ながら、少なからぬわが国のマスコミは後者に属しています。
 私がブログに魅力を感じるのは、そういう偏向したマスコミを通すことなく、直接、真実を読者に伝えられるというメリットを感じるからです。そういう意味で、テレビ業界に身を置く「ゆびとま」さんが労を惜しまずに、テープ起こしをしてくれたことに感慨を覚えました。「切り取り」を仕事にしている人が「そのまま流す」ことに価値を見出したことに対して、私は少なからぬ意義を覚えるのです。
 それでは、「ゆびとま」さんの「新橋シリーズ」を抜粋してご紹介いたします。新橋で私の竹中平蔵に対する応援演説を生で聞かれた方は、あの感動(?)をもう一度お楽しみ下さい。

 「新橋街頭演説その1」  

木村剛
 みなさんこんにちは。今日は竹中平蔵のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。……一年半前くらいは大変でした。私と竹中平蔵が並ぶと、諸悪の根源二人組。竹中平蔵が金融担当大臣になると、日経平均は9500円割れる。私が竹中チームに入ると株価は9000円割れる。竹中ショック、木村ショックとも言われて、道も歩けなかった。その後どうですか株は。きょうは11300円いってるんですよ。なぜ竹中ショックと言って、竹中リカバリーと言ってくれないのか。マスコミはつめたい。もう少しフェアな報道をしていただきたい、と思うわけです……竹中平蔵はこういう顔をしていて、実はしぶといんですね。たたかれてもたたかれても改革。私だったらとうの昔に嫌気がさして、永田町のおじいさんとの戦いにへとへとになって、泣いて帰っていると思います。こんなにタフな学者を私は見たことがありません。学者じゃないですね。すでに政治家だということだと思います。そうじゃないですか、みなさん!(拍手)この竹中平蔵だけが、この小泉政権のもとで、あの恐ろしい……自民党の妖怪のような方々を相手に改革を進めてきたわけであります。評論家では日本は良くなりません。理論だけで日本が良くなるんだったらとっくにもうパラダイスになっています。それを本当に実行で変えられる人間でなければ、残念ながら、この日本は変わらない……はっきり言って、私が竹中平蔵だったら立候補なぞしません。何のメリットもないんです。なんで立つのか。ただひたすら、自民党の抵抗勢力をこれでぶっ潰すんだと。……これから、竹中ショックでなくて、竹中リカバリーという言葉を、しっかりと皆様と共に唱和ができるようにいたしたい。……いずれにしろ歴史は、竹中平蔵のやった仕事を証明してくれると思いますが、その歴史は二日後です。一年も二年も待っていられないんです。二日後にぜひ、歴史を証明するために、竹中平蔵と書いてください。……
 「新橋その2」 

竹中平蔵
 ……90年代になってから成し得なかったこと私たち間違いなく二つできたと思っています。それは、不良債権をまず減らすことです。どの内閣も不良債権減らせなかったんですよ。だから90年代ずーっと……変な経済がずっと続いてきた。しかしそれがこの二年間で半分になりました。……もう一つ、それは財政に頼らないで自律的に景気回復をさせるということ。これもどの内閣も成しえなかったんですよ。90年代を通して、100兆円以上の追加財政需要をやって、公共投資を増やして……、それで一時的に良くなるけども、またすぐにだめになる。結果的に借金の山を作っただけだった。この流れは間違いなく私たちは変えられたと思います。……ぜひ考えていただきたいのは、私たちが、当たり前のことをやろうとした。不良債権を減らそうとしたときに、野党の人たちは何と言ったか。無責任な評論家は何と言ったか。無責任なマスコミは何と言ったか。……竹中のやり方でやったら日本経済はめちゃくちゃになる。そんな風に言っていた評論家、全部リストアップしたらどうですか。その人たちの意見を聞いてみたらどうですか。……私は、この体質こそが……日本の進歩を阻んでいる最大の諸悪の根源だと思っています。もう一つ……私は二年前に金融担当大臣になって、とにかくありとあらゆる叡智を結集して、本当に二年で不良債権問題を解決しようと……色々な人たちのアイデアを吸収しようと思いました。そして、私のチームに入ってくれと言いました。著名な経済学者の何人かは、「この問題は解決できないから、何をやっても無駄だよ」と、そう言って逃げました。私はあなたと共に心中する気は無いと言って逃げた経済学者、いるんですよ。著名な。堂々といままたマスコミに出て偉そうなことを言っている人たちがいるんです。その時に……知恵の一滴まで絞って……くれたのが……木村剛さんなんです。そして、伊藤達也さんなんです。ここはもう、私たちは志の問題なんだと思います。本当にこの国を何とかしたいと思う人たちが、間違いなく、一握りだけどいるんです。しかし、結果なんてどうでもいいから、面白おかしい議論で揶揄すればいいよ、という人たちがたくさんいるんです。私はこの選挙もそういう戦いだと思います。問題はたくさんあります。しかし、一歩一歩やっていく政策、苦しいけれども少しずつやっていく、そういう人たちを皆さんが支持されるのか、それとも、面白おかしくて批判ばっかりしている人たちを皆さんが支持されるのか、それを決めるのはやっぱり有権者の皆さんであり、その結果が私たちの未来を作るということだと思います。……
 「新橋その3<不良債権問題>」

木村剛
 劇薬コンビといわれてはや二年、夕刊フジを読むのが本当に怖い毎日だったんですけれども、不良債権問題というのは、実は簡単な問題でした。不良債権問題というのは、不良債権の裏側に、問題の企業がたくさんいるということなんです。 問題の企業がたくさんいるということはどういうことか。サービスを売る人、物を売る人がたくさんいるということなんです。本当はその人たちは、残念ながら退場していただいて、若くて元気のいい中小企業やベンチャーや新興企業がそれを補っていくという、新陳代謝がきっちりと行われれば、日本はもっと早く回復できたんです。しかしそれを、借金棒引き、しかも、失敗した企業だけに借金棒引きというインチキなことをやって、まっとうにやっている人たちが、「こんなのやってらんないよ」と思っていたのが不良債権問題だったんです。……そういうインチキなところで、誰が元気になれますか。それを、まともにしたのは、竹中平蔵だったんです。問題は簡単なんです。金融庁という役所は、大きな銀行の大きな問題いくつかと、小さな信用金庫・小さな信用組合たくさんの問題があった。どっちから手をつけるか。大銀行は強いんですよこれがまた。ね。永田町にも強い。……それと比べると、信用金庫・信用組合なんていうのは、しょせん県会議員だろうと。つぶしてしまえと。言うことで、結局、信用金庫・信用組合だけをやってきて、大銀行の問題をやらなかった。銀行も同じです。……問題のある企業、もう五年前からみんな知っていました。……そういうところからは目をそむけて、小さな中小企業はどんどんどんどん潰していく。……大きな問題から目をそむけて小さな問題をたくさん解こうとしてきたわけです。それが失敗なんですね。霞ヶ関には、頭の良すぎる人がいる。大銀行にも、頭の良すぎる人がいる。日本で頭がいいっていうと、それはどういう人たちって言えば、共通一次で900点以上とる人でしょう?どういう人が900点以上とりますか?四谷大塚に聞いてもZ会に聞いても河合塾に聞いてもこう言いますよ。難しい問題をひたすら避けて、簡単な問題をたくさん解きなさいと。テストはそれでいい。政治はそうじゃないんです!人生もそうじゃない。経営もそうじゃない。政策もそうじゃないんです。難しい問題を解かずに簡単な問題だけ解こうとすると、難しい問題は最後の最後まで国民の生活を苦しめるんです!!それを、霞ヶ関と、銀行の賢い人たちは、やってきた。その輪を断ち切ったのは、竹中平蔵です。当たり前のことを当たり前にやる。まっとうなことをまっとうにやることによって、ようやくまっとうな企業が報われる世の中になりつつある。それでようやく日本は元気になってきたんです。この流れを、ぜひ押しとどめることなく、さらなる第二弾ロケットの発射を期待するのは、竹中をおいてないんですよ!!抵抗勢力の自民党の政治家に任せていいんですか!年金問題を厚労族に任せていいんですか!だめですよ、族議員なんかに任しちゃ!!やれるのは、政治家になった竹中平蔵が、たたかれても作るしかないんですね。この金融問題で成し遂げた、まっとうなことをまっとうにやる、ということを、ぜひ……やって頂きたいと思います。(拍手)

竹中平蔵
 ……当たり前のことを当たり前にやる。これが構造改革なんです。不良債権の処理も当たり前のことを当たり前にやるんです。まず、不良債権がどれだけあるか、ちゃんと隠さずに出せということです。こんなこと隠していても何もいいことないじゃないですか。しかしそのための当たり前のことをやろうとしたら、世間は大騒ぎになったんですよ、二年前に。いま、「まあ良かった良かった」とか言っているけども、みんな私たちをたたいたわけですよ。……もう一つ、木村さんが言った言葉で重要な言葉があります。インチキという言葉なんです。やっぱりインチキがあるんですよ。たとえば、……大手の銀行は、ある……Aという業種、90年代どんどん利益率が下がって、利益が下がっているところにどんどんどんどん貸し込んでますよ。利益率が下がっているときに貸し込んでいる。……なんかおかしいんです。それで何が起こるかというと、そんなところでどんどんどんどん焦げ付いていて自ら不良債権をどんどんどんどん作っていくわけです。そんな儲からないところにお金を貸し込んでいるから、中小企業で本当にやる気のあるところに回すお金がないんです。これ、インチキですね。みなさん、人生の中で経験あるでしょう。なんかちょっとウソついたりインチキするとですね、それを隠すために別のインチキをせざるを得なくなるんですよ。それで繕って繕って繕って何がなんだか分かんなくなってきたというのが、90年代の日本の金融だったんだと思います。……
「新橋その4<郵政民営化>」

木村剛
 郵政改革というのは皆さんもご存知のように、永田町の方程式が……もう三重方程式みたいに難しい問題になっている。……口先だけで言っている人は百万人いますよ。本当にこの、郵政改革を成し遂げて、財政の健全化にまでつなげて……本当にできるかどうかというのは、やり続けることができるかどうかなんです。設計図を書く人は何人もいました。……経済学者もエコノミストも、たくさん郵政民営化の絵を書いてきた。設計図を書くだけで家はできますか?できませんよ。材料を集めてこなくちゃだめなんです。大工を集めてこなくちゃいけないんです。棟梁の機嫌も見なくちゃいけない。お隣とのトラブルも調停しなくちゃいけない。水周りもみなくちゃいけないし、ちゃんと手抜きが無いかもチェックしてようやく家は建つんです。きれいごとだけ言っていて、それで本当に世が良くなるんだったら、竹中平蔵は要らない!!……郵政改革みたいな、この本当に難しい方程式を解けるのは、しがらみのない、そして政治家としての資格を持った、竹中平蔵しかいないと思います。……

竹中平蔵
 郵便局、われわれ国民のためにもっと便利に使おうじゃないですか。例えば郵便局、いま何時にしまりますか?都心のこの辺の郵便局、我々の為に24時間あけてもらったらいいじゃないですか。なぜ24時間できないんですか?コンビニはあけているじゃないですか。郵便局って何をするところですか?いま、郵便局に行ったら、三つのサービスが受けられるんです。まず郵便を送るというサービス。その中に切手を買ったり書留を送ったりいろいろある。第二のサービスは、銀行のサービスが受けられます。預金をあずけて利子をつけてもらって、少しだけれども貸付を行っている。銀行のサービスが受けられます。もう一つは保険のサービスが受けられます。簡易保険に入って、配当も受けることができる。三つなんです。全国で、二万四千も郵便局があるのに、それぞれに、三つしかサービスが受けられないんですよ。そんな変なことないんじゃないんですか。コンビニにいったらいくつサービスが受けられますか?いろんなものが買えます、ありとあらゆるものが買えます。宅配便が送れます。税金も払えます。手数料も払えます。インターネットで買った本を受け取ることもできます。色々なことをやればいいじゃないですか。なぜ出来ないんですか?国がやっているからできないんですよ。民間でやったらいろんなことができますよ。実際にドイツでは、民営化して、……24のサービスが受けられるようになったんです。……民営化すればできるんです。そのことの、大きな制度設計をこれからやっていこうということなんです。……
「新橋その5<年金問題>と<賭ける思い>」

木村剛
 ……今回の与党案はひどいですよ。ひどい。この公的年金をどうするかというのは、本当にわれわれ一人一人関係する問題ですから。これは直してもらわないと困るんですね。じゃあこれ直せるのは誰かという問題になるわけです。で、この、公的年金の問題は、……当たり前のことを当たり前にやらなかった結果なんですね。……竹中平蔵は先ほど何と言いましたか。不良債権の問題、何をするか。まずは実体を見る。そうでしょ?厚生労働省はいまだに実態を明らかにしてないっっっ!そんな役所をそのままにしておいたらダメですよ。……残念ながら、自民党の厚生族は強い。強いが、それをたたき破るだけの力のある政治家が来なかったら、どうしようもないんですよ、皆さんの年金はっ!どうするんですか、国民年金はもう4割払わない、破たんしている!私もサラリーマン、あなたもサラリーマン、われわれサラリーマンの年金が毎日毎日くわれているんですよ。厚生労働省の役人は、知らんぷりですよ。なぜか。彼らの年金は共済年金で、国民年金関係ない。そんなこと許せますか?自分たちの計算ミスで出てきた年金改革が、全部サラリーマンにしわ寄せなんですよ。そんなことを許しておいたらダメですよ。まずは、今の公的年金がどうなのか、明らかにしろと。これは、不良債権問題と同じです。隠すな。隠すと、一つのウソが二つの、二つのウソが四つのウソになるんです。浮気と同じですよね。ちょっと隠すとひどい目に会うわけです。早く出せと。出した上でどうするのかと。不良債権問題は、ようやく解決の目途がついた。やり方は同じです。真実をきっちりと見る。当たり前のことを当たり前に見る。どれくらい赤字なのか、どうしなくちゃいけないのか。それは、人智を結集すれば解決する問題であるにもかかわらず、隠しているから直らない。不良債権問題も十年前に隠していなかったら、もうとっく終わってましたよ。公的年金の問題も、隠していなかったら、とっくに終わっていましたよ。私は竹中平蔵に言いたい。不良債権問題の次は、不良年金問題だと。(拍手)これを解決しなかったら日本は良くなりません。これをできるのは、不良債権問題を片付けた、本当に実績のある人間しかできない。きれいごと言う人はたくさんいます。耐えてみろと。大変ですよたたかれるのは。つらいもんです。夕刊フジに書かれたら私でも眠れません。竹中なんて毎日書かれるんですから。すごいタフだなと思います。でも、このタフさがなければ、戦っていけない。まずは竹中平蔵にやらせてやってください。やらせて、もし出来なかったら、ボコボコにたたけばいい。まずやらせてください。お願いします。……

竹中平蔵
 年金の問題は……政府がエラーをしたと思います。……年金というのは、もう完全に重病人の患者なんですよね。いろいろなところに欠陥がある。内臓疾患をわずらっていて、またここから流血もしていて、流血というのは特に若い人と高齢者と年齢が違ってくるからどんどんどんどん出血量が増えている。で、私たち、この前で呆然とするわけですよ。改めて本当に厚生労働省はこれまで何をやってきたんだろうと。私この一年、年金を経済財政諮問会議で議論していて、本当にそう思います。……データは政府の中でも明らかにされない。これはやっぱり詳細のデータは厚生労働省が全部持っています。さあその上で、とにかく今瀕死の子供がいる場合にどうするか。一つの考え方は、とりあえず出血をとめようという考え方だったんです。とりあえず出血を止めるということをやろうとしたんです。しかしその時に、内臓疾患だというのは分かっていたけれども、その心臓弁にあたる社会保険庁がなんとむちゃくちゃなことをやっていたわけですよ。これまあ、今日本中でいろんな組織がありますが、いまとぎこんな社会保険庁みたいなむちゃくちゃな組織はちょっと珍しいと思いますね。これは皆さん思い出してくださいよ。BSEの時に、食糧庁という役所が消えてなくなったんです。今回の問題は、社会保険庁という役所が消えてなくなって当然のような問題なんですよ。(拍手)これをどうするか。これは私責任もってやりますよ。私は今まで金融の竹中平蔵だったんです。財政の竹中平蔵だったんです。……私を国会議員にしてくだされば、社会保障改革の竹中平蔵になります。私は二年で金融を変えた。……私を国会議員にしてくれたら、私は二年で社会保険庁を変えます。これは絶対にお約束しますよ。その上で、この内臓疾患をなおしていくことをやりましょう。……私は二年でこの年金一元化についての道筋をちゃんとつけます。そのような改革をやります。ぜひその議論に皆さん自身が参加してください。そこはしっかりやりますからお願いします。……

木村剛
 ……皆さんに竹中平蔵という男を知ってもらいたいということでお話をしたいと思います。一年九ヶ月前、竹中チームができるとき、竹中さんが言ったように逃げたいわゆる著名な経済学者、エコノミスト、たくさんいました。正直申しますと、私も逃げようかと思いました。……それで、「大臣、大変ですよ」と。「マスコミからボコボコに叩かれますよ、夕刊フジに毎日のように書かれますよ、それでもいいんですか。国民を全部敵に回すかもしれませんよ。」竹中平蔵はその時こういいました。「もしこの外科手術をして日本が真っ暗になったら、私が全部の責任をとって引くと。その後に金融担当大臣になった人間がV字型回復をたてて、それで日本が良くなったらいいじゃないか」と、そういったんですね。「分かりました」と。だったら「一緒に批判の矢にあたりましょう」と。それが出来ないと、改革は出来ないんです。竹中はその時大臣ではなかったです。ファイターでした。男でした。ぜひ竹中平蔵を、今度の日曜日に、男にしてやってください。お願いします。

竹中平蔵
 木村さんから本当に熱い応援を頂いて大変嬉しく思います。……私、歌手の谷村新司さんが大好きなんですね。昴(すばる)とかですね。その谷村さんが私にメッセージをくれたんです。「鳥は飛び立つときに、必ず向かい風の方を向かって飛び立つ」んだそうです。これ理屈にかなってます。向かい風があるから、浮揚力がついて上にあがっていく。向かい風だけが、鳥を空へ誘うということなんだと思います。結局のところ、世の中二通りの人種しかいないなぁと思うようになりました。一つは、向かい風が吹いているときに、その向かい風をちゃんと受け止めて一歩ずつでも前に行こうとする人たち。そういう人たちは上に行きます。もう一方の人たちは、向かい風が吹いているからけしからん、これは小泉竹中が悪い、向かい風がけしからんと言う風に批判ばっかりする人です。世の中しょせん二通り、人生いろいろだけど結局はふたとおり。私はやっぱり向かい風に向かっていく方がいいと思いますね。……日々いろいろなことがあるから面白くないことも沢山ある。そのうっぷん晴らしで政府批判というものが現実問題として行われているというのがこの世の中だと思います。しかし、やっぱりそういう選択をすると、自分たちの将来が不幸になる、子供たちが不幸になるということなんだと思います。……皆さんも日々本当に大変な生活をしておられると思います。しかし、皆さん向かい風に向かって飛ぶ気持ちだけは持とうじゃないですか。このことを最後にぜひ申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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