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【衝撃事件の核心】“タレントの卵”誰が食い物に 淫行で立件のアート元会長、泥沼訴訟の高い代償 (3/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
訴えの内容を見ると、寺田元会長は女子高生のほか、同じくタレントを目指していた未成年のドイツ人少女とも交際していたというのだ。寺田元会長は8回にわたってこの少女と関係を持ったといい、行為に及んだ場所は女子高生との淫行現場も含まれていた。
訴えに対し、寺田元会長側は5月12日付で東京地裁に答弁書を提出。そのなかで「女子高生と性的行為を行ったこと。ドイツ人少女と複数回、性的行為を行ったことを認める」と回答。法廷で2人と不適切な関係を持ったことをあっさりと認めた。
だが、原告側の請求内容に関しては、山口容疑者から男性社長の芸能事務所への権利譲渡や、映画制作などの契約がすべて架空のものだったと反論、全面的に争う姿勢を示している。
さらにアート社も「継続的に第三者から寺田元会長に恐喝行為があった。提訴は恐喝の一環で損害賠償請求は不当」と、提訴自体を問題視する主張を展開している。
対する男性社長の事務所の渉外担当者も一歩も退かない。
「所属タレントを使い物にできなくされ、進行中のプロジェクトもだめにされた。『知らない』というのは上場企業のトップとして人間性を疑う」
「恐喝」「銃弾」…場外戦もエスカレート
アート社が主張する「恐喝」とは何か。
関係者によると、寺田元会長は山口容疑者から淫行の事実を突きつけられ、ドイツ人少女の学費や女子高生との示談金名目で、計2千万円以上を支払っていたのだという。
寺田元会長側がいう「恐喝」は、女子高生への淫行直後から数回にわたって行われ、昨年12月に山口容疑者から権利を譲り受けたという男性社長からも、さらに金銭の要求があったという。耐えきれなくなった寺田元会長が山口容疑者らを恐喝容疑で大阪府警に刑事告訴している。