[PR]
ニュース:事件 RSS feed
【衝撃事件の核心】“タレントの卵”誰が食い物に 淫行で立件のアート元会長、泥沼訴訟の高い代償 (2/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
初対面から1カ月が経過した8月27日。女子高生のもとに寺田元会長から電話がかかってきた。
「遊びに来なさい」
女子高生は寺田元会長から誘われたことを隣にいた山口容疑者に報告。山口容疑者は「言うことを聞いた方がいい」と、寺田元会長の待つ東京・六本木のマンションに女子高生を1人で向かわせた。
室内での2人の詳しいやり取りは明らかになっていないが、寺田元会長は女子高生とわいせつな行為をし、その後、小遣いとして3万円を手渡したという。
「『夢をかなえたい』という強い気持ちが女子高生にそうさせてしまったのだろう」
捜査関係者は女子高生の胸の内を推察する。
だが、女子高生を弄(もてあそ)ぶ大人は“身内”にもいた。
寺田元会長との「行為」から1カ月もたたない9月中旬。今度は東京・代々木の所属事務所内で事件は起きた。
「おれが女優にしてやる。みんな体を売ってのし上がっている」
そう迫ってきたのは親代わりでもある事務所代表の山口容疑者だったのだ。
「だまされた」と感じた女子高生はその後、事務所を去った。
淫行から半年以上たった今年5月下旬、ようやく寺田元会長は都青少年健全育成条例違反容疑で、山口容疑者も児童福祉法違反容疑で、それぞれ立件された。
ドイツ人女性とも交際…法廷で認めた淫行
寺田元会長が抱えている“疑惑”はそれだけでなかった。
3月末、山口容疑者から女子高生との契約上の権利を譲り受けた別の芸能事務所の男性社長が、「『2人』が精神的ショックを受け、芸能活動を放棄した」として、契約破棄になった映画やCDの制作費など約19億円の損害賠償を求める訴訟を寺田元会長に起こしたのだ。
「2人」…。女子高生だけではなかったのか。