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【衝撃事件の核心】“タレントの卵”誰が食い物に 淫行で立件のアート元会長、泥沼訴訟の高い代償 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
CMでもおなじみの引越業界最大手「アート引越センター」創業者、アートコーポレーション(大阪市)の寺田寿男会長(64)=辞任=が、16歳の女子高生への淫行(いんこう)容疑で書類送検された。騒動で18歳のドイツ人女性との交際も発覚。“タレントの卵”だった2人が所属していた芸能事務所との間で訴訟沙汰になるなど窮地に立たされている。法廷外でも「恐喝」「銃弾」などのきな臭い言葉が飛び交い、事態は泥沼化。一代で年商700億円の大企業を築き上げた大物会長の身に何があったのか。(福田涼太郎)
「何か応援できるかも」…協力ほのめかす?
寺田元会長と女子高生が初めて面会したのは昨年7月中旬のことだ。関係者の証言を総合すると次のような経緯だったという。
「ミスコンテストの審査員をしている男性を紹介する」
女子高生に、所属する芸能事務所代表の山口公義容疑者(50)=淫行容疑で逮捕=と懇意にしている女性芸能事務所社長から連絡があった。
「業界関係者にうちの女の子を紹介してほしい」と山口容疑者は以前から女性社長に“営業活動”を依頼しており、それに応えたものだった。
女性社長からの連絡の翌日、女子高生は女性社長と一緒に東京都内の待ち合わせ場所に訪れた。そこに現れたのが有名企業のオーナーである寺田元会長だった。
女子高生は16歳であることや、芸能界入りを目指していることを熱く語った。 「何か応援できるかもしれない」
寺田元会長は真剣なまなざしで訴え続ける女子高生を見つめてこう言い、電話番号を交換したという。