その“大国”が経済危機で軍事関連の支出が事実上ストップ。ギリシャに武器を売ってきた欧州の国々は大きな影響を被る。市場が小さくなれば当然、激しい競争に見舞われる。既に欧州の軍事関連企業の株価はこのところ最安値に張りついている。
危機の欧州は中国に武器輸出ドライブかける?
当然の帰結として、新しい売り込み先を見つけるだろう。その最たるものが、欧州が米国や日本の反対もあって自粛してきた中国を代表とする新興のアジア各国だ。おまけにこれらの国々は、軍事競争に狂奔しているかのように軍事費を上積みしている。
今後、欧州から中国、アジアへの武器輸出が加速する懸念が高まっている。一方、欧州の軍事関連企業の大半がその国の政府から多額の出資を受けている。
中国やアジアへ欧州からの武器輸出が加速すれば、武器を売る国と買う国の親密度は増す。
中国はこれまでロシアからの調達が圧倒的だった。そうしたバランスが大きく崩れることになり、世界の武器市場に大変化をもたらしそうな勢いであり、世界中が何やら物騒になりそうな雰囲気である。
日本でもアイパッド発売、熱狂するおじさんたち
今週は日本でiPad(アイパッド)が発売されたことも見逃せない。「アイパッドに商機あり、面白グッズが次々登場」
アイパッドが日本でも発売された。ITに詳しい若者だけでなく、50歳前後のおじさんたちまで、日本での発売を待ち焦がれていた。
私の周囲でも50歳を超える人たち何人もが、我先にとアイパッドを予約、発売当日に手にして喜んでいた。
そうしたおじさんたちがどのように使うのか、期待しているほどコンテンツは揃っていないので失望する危険性もあるが、市場が盛り上がるのは良いことだ。
欧米では、アイパッド用のグッズが花盛りだとこの記事は伝える。例えば、ルイ・ヴィトンはアイパッドを入れるケースを発売した。驚くべきことに、そのケースの価格は1850ドル。一番高いアイパッド本体の3倍にも迫ろうかという高価な商品だ。
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