岡田外相、北澤防衛相は更迭せよ

2010年06月07日(月) 23時17分
この1週間は、目の回るような忙しさだった。福島党首の罷免、社民党の連立離脱、鳩山首相の辞任、菅直人首相の誕生、そしてこの間に、安保を考える6月アクション、福島党首の来札、、、。激動の1週間か。安保集会は、沖縄から、知花昌一さんの講演がよかったし、福島党首「おおいに語る」も、元気いっぱいの党首の、連立8ヶ月のそして、罷免へいたるまでのお話も納得のゆくもので、忙しくて、ゆっくり聞いている気持ちになれなかったのだが、それでも、よかった。

 大通り公園での党首の街頭宣伝も、札幌駅前での街頭宣伝も、おおくの人が足をとめてくれて、社民党へエールを送ってくれた。

 知花さんの話のなかで、心が動きざわざわとしたのは、やはり、沖縄には、怒りのマグマがたまっているということである。世界一危険な普天間基地の「移設」先は最低でも沖縄県外、といいながら、結局、沖縄名護市辺野古沖の自民党案に限りなく近い案を受け入れた、政府への怒り、失望は想像を絶するものである。コザ暴動のように、名護が、沖縄が、怒りの島にならない保証はない。民衆蜂起とでもいうような。

 知花さんの、そのことばは、鋭い匕首を突きつけられたように受け止めた。

 鳩山首相は退陣の理由を1、政治とカネの問題、と2、普天間基地問題であると語った。小沢幹事長や小林千代美さんの辞任をも求めた。しかし、小沢さんに求めたのは、幹事長を辞めることである。自分も次期選挙には立候補しないと言う。そして、小林さんには、議員辞職。?たしかに、小林陣営の幹部が有罪になってことは事実であり、議員も責めを負わねばならない、しかし、鳩山さんが議員をやめるのは、次の選挙の時だし、小沢さんも幹事長辞任だけである。小林千代美さんを名指しで、やめるよう演説のなかで指摘するのは、あまりにも、不公正ではないかと思う。そのことで、クリーンな政治がもどると考えているのだろうか。

そして、普天間基地問題が辞任の原因のひとつなら、首相の「最低でも県外移設」のことばを実現させることができなかった、岡田外相や北澤防衛相も、同罪ではないか。すくなくとも、首相の思いを実現させなかった、アメリカの言うことは聞き入れたが自らの任命権者である鳩山さんのいうことは聞かなかった。

 菅直人新総理が、よりクリーンで、透明性の高い政治や、地方主権を言うなら、何度も何度も基地反対の民意をしめしながら、それを無視して鳩山首相の日米共同声明を踏襲しようとするのはおかしい。

 北澤、岡田は、再任してはならないはずだ。

 菅直人総理をしらないわけではない、ご飯を食べたこともあるし、生活クラブにも近いし、市民運動出身という点でもあり、世襲でないし、自民党にいたことがない、という点でも、これまでの首相とちがうことはたしかだと思う。

だが、しかしと私は思う。参議選へ向けて、沖縄問題がこれで解決したと考えるのは大間違いのトンチンカンだ。

いみじくも知花さんが講演で述べたように、もう解決したと思っているなら、そして、沖縄の世論を、官邸機密費など使って切り崩しをはかるようなことがあるなら、それは、第4の琉球処分にほかならない。

 そして、心ある市民は、第4の琉球処分を決して認めないだろう。
  • URL:http://yaplog.jp/taka-sapo/archive/476
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