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中国、格安賃金時代の終わり 工場ストライキ続出 それでも最大市場に魅力 (3/3ページ)

2010.6.11 21:36
8日に北京中心部で未払いの給与を巡って抗議デモをしようとする地方からの労働者とそれを説得する警察官(中央・青い服)=AP8日に北京中心部で未払いの給与を巡って抗議デモをしようとする地方からの労働者とそれを説得する警察官(中央・青い服)=AP

 ■世界最大市場の魅力

 ホンダ関連のストでは「中国の労働組合が扇動した形跡もある」(関係者)との見方も出るなど、中国内ではスト“飛び火”への危機感が高まっている。

 ただ、相次ぐ工場の操業停止に戸惑いながらも、ホンダは「中国で生産する仕組みを変えることは考えていない」(広報)と言い切る。米国を追い抜いて自動車市場で世界一となった中国に完成車を輸出すれば、価格は関税などで跳ね上がる。賃金の引き上げが続いても、生産拠点を他国に移すことを検討する自動車メーカーが1社もないのはこのためだ。

 企業コンサルタント会社、インターリスク総研の緒方順一氏は「発展段階の賃金上昇は避けられない。経営上のリスクを減らすためには、中国の政策や制度の変化を見極め、先回りして対応することが重要だ」と指摘している。

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8日に北京中心部で未払いの給与を巡って抗議デモをしようとする地方からの労働者とそれを説得する警察官(中央・青い服)=AP

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