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【政治】

「普天間決着、半年は短かった」鳩山氏、今さら後悔

2010年6月12日 朝刊

 鳩山由紀夫前首相は十一日、テレビ朝日のBS番組収録で、辞任の要因となった米軍普天間飛行場移設問題で、決着期限を五月末としたことについて「今考えれば半年は短かった」と後悔まじりで振り返った。

 鳩山氏が期限を切ったのは昨年十二月。「五月末」とした理由に関しては「どこまで延ばせるか考えた。沖縄も米国も一年(待つの)は無理だから、その半分で五月末と言った」と、大ざっぱな判断だったことを明らかにした。

 移設候補地は当初、米領グアムが最適と考えていたが、「抑止力も必要」として鹿児島県の奄美大島や徳之島を模索。「徳之島に狙いを定めた時期もあった」と明かした上で、四月ごろから沖縄県名護市辺野古しかないとあきらめたとした。

 辞任理由については「クリーンな政治をつくるため首相になった人間がクリーンさを疑われた」と説明した。

 

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