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首相、不透明な対北朝鮮スタンス シン・ガンスもあいまい (2/2ページ)
このニュースのトピックス:菅首相
中井氏はわずか14分間で終了した面会で首相が「役人が書いた文章」を読み上げたことを明かした。
「普通の文書だから、ぼくらそんなの、真剣に聞いていない。へへへへ」
菅内閣の真剣さが疑われるような場面だ。
増元氏は産経新聞に対し「辛元死刑囚の釈放で拉致事件の全容が不透明になってしまった。首相の過去は問わないが、責任を十分感じてほしい」と語った。
この問題に関する首相の発言には言い訳が目立つ。平成14年10月、自身のホームページで「(嘆願対象に辛元死刑囚が)含まれていたことは当時全く知らなかった」と釈明。副総理・財務相だった2月の参院決算委員会でも「謝りたい」とする一方、「かなりたってからその中に辛工作員が入っていたと報道され、びっくりした」と弁明した。
首相は7年3月に与党訪朝団に参加したこともある。「あの国がどれだけ相手として難しい国か、身をもって知っている」(2月の参院決算委)と語る首相の真価が今後問われることになる。