子ども相撲大会「白鵬杯」出席のためモンゴルへ帰国していた横綱白鵬(25)=宮城野部屋=が9日、成田着のモンゴル航空機で再来日。名古屋場所(7月11日、愛知県体育館、中日新聞社共催)で優勝し、菅直人総理誕生後初の内閣総理大臣賞を「もらいたいです」と優勝宣言した。
総理が代わったことを到着後に初めて聞いた白鵬は、「誰になったの? 菅さん? 今知りました」とちょっとびっくり。だが、目下32連勝中とあって、名古屋場所ももちろん優勝の大本命だ。白鵬杯も盛り上がったようで、優勝した子どもに不知火型だけでなく雲竜型の土俵入りを指導してきたという。
5月に就任した北海道滝川市の観光大使としての仕事もしてきた。同時期に現地に渡っていた滝川市関係者と、モンゴルで育てる「白鵬米」の候補地を決めてきた。縁起のいいイベント続きで名古屋でも3連覇、そして連勝記録の更新に勢いがつきそうだ。 (岸本隆)
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