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【プロ野球】

岡田監督は不言実行 オリックスどん欲にアレつかむ

2010年6月12日 紙面から

ブルペンで新人の古川(右)の投球をチェックする岡田監督=スカイマークスタジアムで(宮崎厚志撮影)

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 かたくなに、あの漢字2文字は使わなかった。だが、ここまで来たら獲れるものは獲る。交流戦最終カードの横浜戦を首位タイで迎えるオリックスの岡田監督が11日、ついに個人、チームともに初となるあのタイトルの獲得を宣言した。当初は交流戦での5割復帰が目標だったが、「設定はええほうがええやろ」と上方修正。「最後、どん欲にものにしにいかなアカン」とも話した。指した言葉はもちろん、順位表の1番上で5千万円の賞金を獲得する、アレだ。

 口にしないのは、苦い思い出があるからだ。阪神時代の08年、某コーチがアレを狙おうと選手に発破をかけ、チームが過剰に意識した結果、同率で並んだソフトバンクに前年順位の差でさらわれた。それ以来「言うたらおかしなことになる」と禁句にしてきた。

 この日の指名練習は、カブレラら故障明けの野手5人以外は全員参加。さらにデーゲームの練習開始時間に合わせ10時に開始した。継投も6回からの早めの必勝パターン導入を明言。そのため、普段は休ませるWストッパーの平野・岸田を初めて休日練習に参加させ、調整させた。あとはこの交流戦を通じて築きあげた勝ち方を実践するだけ。人事を尽くせば、きっとアレは手に入る。 (宮崎厚志)

 

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