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「涼宮ハルヒ」舞台高校の憂鬱 落書き・校舎に侵入…(2/2ページ)

2010年6月11日12時41分

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写真:兵庫県立西宮北高校の西門。アニメの背景として登場するため、多くのファンが撮影に訪れる=兵庫県西宮市兵庫県立西宮北高校の西門。アニメの背景として登場するため、多くのファンが撮影に訪れる=兵庫県西宮市

写真:アニメにも登場する階段=兵庫県西宮市アニメにも登場する階段=兵庫県西宮市

 高校側も県もファンを拒んでいるわけではない。

 県は09年8月、県内にあるアニメの舞台やご当地グルメなどを紹介するホームページ(http://hyogotsucool.seesaa.net/)を立ち上げ、西宮周辺が「涼宮ハルヒの憂鬱」の地元であることもアピールしている。今後は民間企業などと協力してアニメの「聖地」を巡るツアーも計画しているという。高校も「できることは協力していきたい」と前向きだ。

 アニメを全話みたという同校の松永牧夫・事務長(52)は「作品はおもしろくて、もし私が高校生だったらドキドキすると思う。卒業生が作家として活躍していることは生徒たちにも良い刺激になる。ファンの人たちには静かに見守っていてほしい」と話す。(山崎聡)

     ◇

 〈涼宮ハルヒの憂鬱〉 男性作家・谷川流のライトノベルを原作とした学園アニメ。原画作者はイラストレーターのいとうのいぢ。女子高校生の涼宮ハルヒが、学校で「SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)」というクラブを立ち上げ、他の生徒たちが次々に非日常的な出来事に巻き込まれていくストーリー。原作は9巻で累計600万部を売り上げた。国内では2006年と09年にテレビ放映されたほか、米国や欧州、シンガポールなどでDVDが販売されている。今年2月から、映画「涼宮ハルヒの消失」が全国で順次公開されている。

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