首相 “農家再建支援に全力”
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首相 “農家再建支援に全力”

6月12日 12時5分

菅総理大臣は、口てい疫の感染拡大に歯止めがかからない宮崎県を訪れて、畜産農家と意見を交わし、政府として感染拡大の防止に努めるとともに、経営再建に向けた支援にも全力で取り組む考えを伝えました。

宮崎県では、口てい疫の疑いがある牛や豚が相次いで見つかり、畜産の生産額が全国1位の都城市などにも広がるなど、感染の拡大に歯止めがかかっていません。こうしたなか、菅総理大臣は、12日、総理大臣に就任後初めて現地に入り、宮崎市の畜産農家を訪れて意見を交わしました。農家の人たちは、口てい疫の感染拡大を防ぐための措置として、飼育している牛にワクチンを接種し、今後、処分することになっていることなどを説明し、経営再建には数年かかるなどとして、政府の支援を要望しました。これに対し、菅総理大臣は「経営再建に2、3年かかるのなら、どのような対策が必要か十分に検討したい。経営再建にはしっかりと取り組むので、今は感染を食い止めることにご協力をいただきたい」と述べました。このあと、菅総理大臣は宮崎県の東国原知事と会談しており、政府として感染の拡大防止に努めるとともに、農家の支援に全力で取り組む考えを伝え、今後の対策をめぐって意見を交わしています。