都城 口てい疫で商業に悪影響
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都城 口てい疫で商業に悪影響

6月12日 4時44分

宮崎県都城市の商工会議所が、加盟社を対象に口てい疫の商業への影響について緊急アンケートを行ったところ、会社の資金繰りが悪化し、低い金利での融資や資金援助を求める声が相次いでいることがわかりました。

都城商工会議所は、市内で口てい疫の疑いがある家畜が見つかる前の今月3日から10日にかけて、加盟社を対象に緊急アンケートを行い、63社から回答を得ました。このうち、80%余りに当たる52社が、口てい疫が発生した4月下旬以降、利用客の減少などによって「売上げに影響が出た」と答えました。中には、口てい疫の発生以前に比べて、「7割以上売り上げが落ち込んだ」と答えたところが3社ありました。このうち、仕出し弁当の販売業者は、スポーツ大会などが中止となった影響で、注文がなくなったため、厳しい状況が続くという見通しを示しています。また、ほかの業種でも、売り上げの低迷によって「低い利子での融資」や「会社の運転資金の援助」などを求める声が寄せられています。都城商工会議所の岡崎誠会頭は「都城市で口てい疫が発生する前の段階でも、深刻な影響が出ていることがわかった。影響はさらに拡大することが予想され、市や県に対し、商工業者への対策を講じるよう要望していきたい」と話しています。