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もっと指導力あれば…鳩山前首相、普天間問題で反省の弁

2010年6月12日5時2分

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 もっとリーダーシップがあれば――鳩山由紀夫前首相は11日、辞任後初めてBS朝日の番組に出演し、退陣の一因となった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について自らの指導力の欠如に「反省」の弁を述べた。

 鳩山氏は、移設先を同県名護市辺野古周辺とすることで米国と合意したことについて「米は辺野古で非常に固かった。外務省も防衛省も今までの経緯があるものだから、『最後はここ(辺野古)しかないぞ』という思いがあった」と述べ、鳩山氏が目指した県外移転には、米国だけでなく、外務、防衛両省も非協力的だったと明かした。

 そのうえで、「政府の国家戦略局ががっちりできていれば、もっと指導力を発揮できたと思うが、そうなっていなかった」と官邸機能が弱かったと反省。「本当は、みんなを説得するぐらいの肝が据わってなきゃならなかった」とも述べた。

 また、昨年末に普天間移設の決着期限を「5月末」としたことについては「沖縄県民や米国のことを考えると1年は無理。せいぜいその半分だと思って5月末と申し上げた」と説明。「今から考えれば、半年で結論を出すのは短かった」と振り返り、認識が甘かったと認めた。(村松真次)

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