神戸市東灘区の古美術商の男性(68)が「現金1億1790万円を入れたカバンを車から盗まれた」と9日に被害届を出していた事件で、兵庫県警は11日、男性の店舗近くの駐車場にあるコンテナから全額が入ったカバンが見つかったと発表した。男性が置き忘れていたためで、「すべて私の不注意が原因。勘違いでした」と話しているという。
灘署によると、男性は9日、「金融機関に行く途中、車から離れたすきにカバンを盗まれた」と申告したが、実際には一度店舗に戻った際、倉庫代わりに使っていたコンテナ内に置き忘れて出かけたという。男性は11日になってコンテナ内に置いていたことを思い出し、同日夕に警察へ連絡してきたという。