これまでの経緯の説明を、ここに記させて頂こうと思います。
やや複雑な経緯になりますので、時系列での記載をお許し下さい。
2006年 私は武蔵野美術大学に通信課程がある事を、府中市美術館の美術図書室にて、無料配布されていた大学のパンフレットで知りました。
同2006年 武蔵野美術大学通信課程への入学を迷っている最中、大学関係者が直接相談にのって下さる入学相談会が年間数十回開催されている事を知り、新宿で行なわれた武蔵野美術大学主催の入学相談会へ参加しました。
(大学主催の入学相談会にての詳細)
通信の大学と言うこともあり、授業の様子など、通信学部の姿を知る事が出来なかったため、大学関係者の方々が個別相談に応じて下さる入学相談会は、私にとって入学を決断する糸口でしたし、全面的な信頼の元に参加させて頂きました。そこで個別相談に応じて下さったのが●○教授でした。
始めに、私は●○教授との個別相談(教員と入学相談者が1対1で相談に応じてもらえるシステム)にて、自分には仕事もあり保育園へ通う子供が居ることなど、芸術の勉強はしたいが、ここでの学習についていけるのか不安を感じていることなどを相談しました。そこで、教授から、私に関する学歴の質問を受けました。「編入が可能な学歴であれば、卒業が有利になる。」とも教授は話されました。私は理容専門学校に2年間通学し卒業した旨を伝えました。私の学歴を聞き、教授は「少し待ってもらいたい」と私に告げ、数分間、席を離れました。そのとき、教授が大学関係者である第3者に相談していたのか、教授自身がお調べになったのかについてはわかりません。私は教授の後を付いて行った訳ではなく、個別相談の席で1人で待たされておりました。
席を離れた教授が個別相談の席へ帰られた時の答えは、「あなたの卒業された理容専門学校では、編入が無理であること。」「あなたの学歴では、武蔵野美術大学通信課程で単位として活かせるものではないこと」など編入が無理である内容を話されました。
その後は、私の仕事の形態も聞かれました(勤務先の名前も聞かれました)それから、私のように子供が居ても卒業した女性も居る事、編入ではなくとも学ぼうと思ったタイミングが大切であることなど、入学を強く進める内容のお話をしてくださいました。その話の中で、私は、「私の学歴で編入は無理だが、ここに入学して芸術に関する勉強がしたい」と感じましたし、編入に関しての答えははっきりと頂いていたので、自分から改めて編入に関する調査をしようとは考えませんでした。入学願書の提出にあたっても、大学主催の入学相談会にて、教授より直接「編入は無理」だと聞かされていた為、編入に関する書類に記載する事はありませんでした。
2006年10月
私は、武蔵野美術大学通信学部に入学いたしました。
入学説明会にて編入の出来ない学歴である事を伝えられていたので、編入の申請はしておりません。私個人の不手際だとお考えになる方も多いかと思いますが、私は編入の出来ない学校の卒業者である事を告げられていたからこそ手続きをしませんでした。ご理解頂きたいのは、編入できる事を知らなかったから申請をしなかったのではなく、編入の資格がない学歴だと大学主催の入学相談会において伝えられていたからこそ、編入の申請をしなかった点です。
2010年3月末
同じ専門学校を卒業した友人が、同じように武蔵野美術大学の通信課程への入学を検討しているとのことで、私は大学に関する件で相談を受けました。その中で、私の卒業した専門学校でも編入が認められる学歴である事実を、その友人から教えられました。
2010年3月末
私は急遽、武蔵野美術大学通信課程に電話で問い合わせを致しました。担当して下さったのは庶務の方でした。庶務の方からは電話にて、これまでの経緯を記した文章と、卒業した旨がわかる専門学校の書類を大学に郵送して欲しいと言われました。
2010年3月29日
私はこれまでの経緯を文章として作成し、卒業した専門学校から関係書類を郵送して頂き、それらを同封し、吉祥寺の大学へ直接持ち込ませて頂き、中身の確認をしていただきました。確認内容は、編入資格である「専門士」の称号を得ていることが記された専門学校発行の書類。私のこれまでの経緯を記した文章の2点です。その時の対応も、電話にて対応して下さった庶務の方でした。
2010年4月8日
私は長期間海外へ出掛けており、受取は遅れましたが、大学からの返答が文章にて郵送されてきました。大学が書類を発行した日時は2010年4月8日と記されておりました。大学からの返答は手紙として郵送されてきました。内容はまず、30単位について認められないことが記されていました。同じ文章の中で、教授への事実の確認が行なわれたのかどうか、大学の入学相談会において誤った説明が起きてしまった場合は、どのような対応をしていくのか、どのような方々で決定されたのかなどの点について、一切記載されていませんでした。
大学から送られてきた回答の中で、私が疑問に感じたのは、大学が大学の主催する入学説明会においての間違った説明をしたことに関する事実確認や、それらの責任の有無に関して一切触れていなかった点です。大学側は、回答文の中で、大学が主催する大学相談会を「入学の導入的な場」と言い換えておりました。それが何を意味するのかは私にはわかりません。また、私が入学時に提出した書類に不手際があったかのような記載となっておりました。私の学歴である専門学校の卒業証明書や成績証明書を提出しなかった理由こそが、説明会での誤った説明に原因があり、そこで正しい説明さえ受けていれば、すべての手続きを済ませる事は十分に可能なことでした。また、大学からの手紙の中に「2年次編入の資格があったことを知らずに1年次から努力をされたこと、、、」と言った文章で締めくくられていました。これは、まったく事実に反する事です。2年次の編入資格があったことを知らなかったのではなく、入学説明会において、「編入の資格がない学歴」だと説明を受けたからこそ編入手続きができなかっただけの話なのです。
この文章を受け取った後、私は、これら疑問点に関して、数回に渡り大学に連絡をしておりました。内容としましては、大学からの返答の内容が、私の訴える内容とは余りにも食い違っている点、規約の中での話のみを大学は話を進めようとしているが、個別相談会での誤った説明を受けた学生に対する責任を、規約や大学の決めた決まり事の中だけで処理をしていこうとする姿勢に疑問を抱いている点など、再度の検討していただけるよう要望しました。(連絡日時は、下記に)
2010年4月28日
大学へ再度、今回の件について検討して頂きたいことを伝えました。
2010年5月6日
大学からの返答が無かったため、再度大学に電話をしました。検討はしたが、単位は認められないことを事務より伝えられました。この時の電話でも「○○教授には確認を取って頂けたのでしょうか?」と質問をしましたが、「答えられない」と言われました。また。「どのような方々が話し合いに参加され、この件の結果を下したのか教えて頂きたい」と質問しましたが、この件に関しても「答えられない」と言われました。同じく「大学主催の説明会において間違った説明がされた過去に起きたことに関して、責任を一切とらないのが大学の主義なのですか?」とも聞きましたが、こちらに関しても「意見は伝えるが、その質問に答える事はできない。大学の考えは、4月8日に大学から郵送した文章がすべてであり、そちらを読んで理解してください。」と言われました。
同日:2010年5月6日
現状での回答では何も納得できない事、教授への確認の有無ぐらいはお答えいただきたいこと、入学相談会の意味はなんなのか?など。再度、私は話し合いを求めました。
2010年5月7日
私が話し合いを要望した翌日、メールにて大学からの返答が送信されてきました
時間は5月7日13:55分でした。大学からのメールはこのようなものでした。
再度検討致しましたが、
やはり入学後には30単位の認定はできません。
また、入学相談会と入学の志願手続きについての本学の考え方は、
先日差し上げたお手紙に記載の通りです。
(以上)
2010年5月7日
私は弁護士無料相談に足を運び、弁護士の先生と話をしました。
経緯を理解した弁護士の先生からの言葉を概要ですが記します。
(こちらの先生との話は、弁護の依頼ではなく相談で終わらせました。)
(弁護士からの意見、アドバイス)
このまま大学に問い合わせを続けた所で、門前払いが繰り返されるだけではないでしょうか?大学は大学の決めた約束事を貫こうとするでしょう。これはこれまでの経緯からも見て取れます。
また、あなたの言っていることを規約の中で処理するのも無理な話でしょう。話が食い違っているからです。論点の違いですね。説明会で誤った説明を受けた事によって編入の申請が出来なかった事と、大学が言う「説明会が導入的な場」といった表現は、まったく次元の違う話です。もしこれが、同じ次元にあるとしたなら、「説明会は何のためにあるのか?」といった疑問に突き当たるでしょう。しかし、法的なものが絡む場で、あなたの意見が通るとは断言できません。もしかしたら大学の意見が通るかも知れないし、あなたの言い分が通る可能性も十分にあります。これは、現時点では何も言えない事です。とりあえずこの問題は、キチンとした弁護士を間に入れて話を進めるべきだと考えますね。平行線を辿るだけになってしまうからです。あなたは、まだ大学との話し合いに希望をもっているのかもしれませんが、話し合いでは平行線が続くだけだと感じたら、いつでも霞ヶ関の弁護士会を紹介しますからまた相談に来て下さい。簡単な話ではありませんが、仲介者を立てると言う事には、それなりの意味がある事なんですよ?あまり独りで悩まない事です。ただし、弁護士を通した争いとなると、あなたが負けた場合に大学は除籍処分を取る可能性もありますので、その点は覚悟も必要です。 (以上)
2010年5月18日
話し合いの場を設ける話もありましたが、私は体調を悪くしてしまい、食が喉を通らなくなり参加は断念しました。この件に関して、私は大学側にご迷惑をお掛けしてしまいました。そして、話し合いに参加する事ができない状態なので、大学へは、話し合いで聞きたかった事を「質問書」として送らせて頂きました。
5月18日
私が大学へ送った「質問書」は下記の通りです。
(名前等は伏せまして、質問書のみを添付します)
1、不正確な情報が説明会で提示された点について
かねてからご説明しています通り、私が入学する際に編入の申請を行わなかったのは、大学入学相談会において●○教授より「あなたの卒業した専門学校では編入資格がない」と説明されたためです。この点について、大学側はどのような見解を持たれているのでしょうか?そのような事実は無かったと考えているのか、もしくは誤った説明が行われたと認めた上で「それでも規約に従って現時点での編入は認められない」という立場なのでしょうか?
2、事実調査について
上記の質問と関連しますが、●○教授から誤った説明が行われたかどうか、学内では調査を
行ったのでしょうか?行われたのであれば、その日時と内容についてご回答下さい。また現時点で行われていないのであれば、実施されていない理由と、今後調査を実施するお考えがあるかどうかお聞かせ下さい。
3、誤った説明がなされた点について
既に調査が行われており、誤った説明がなされたと判断されている場合には、その原因についてお答え下さい。また正しい説明がなされていたと判断されているのであれば、仮に誤った説明がなされていた場合、現時点での編入を認めるお考えはあるのでしょうか?
4、防止策について
今回の件は、私だけの問題に留まるとは考えておりません。前回の回答では「入学相談会は導入的な位置付けであり、あくまでも募集要項を読んで情報を確認すべき」とのご説明をいただきましたが、それであれば今後の希望者に対してその旨を明示すべきではないでしょうか?この点も踏まえまして、今回のような問題の防止策を講じる意思があるのか、ある場合はどのような対策を行うお考えか、お聞かせ下さい。
(以上)
2010年5月20日
(大学からの返答の概要)
※丸写しは出来ませんので箇条書きにて失礼致します。
入学相談会にて誤った説明をしたとされる教員に、今回の説明を行なった。
結果として、記憶に無い事がわかった。
(何日に聞いたのか日付の記載はなし)
また、入学相談会での説明における編入学資格については、通信教育課程の開設2002年より現在まで一貫して同じ説明をしていることを確認。
現在においても、入学相談会では教員はすべて同様の対応をしている。
これは事務による対応でも同じ事が言える。
入学を希望される方には、わかりやすい資料の改善を心がけている。
(以上)
大学からの文面を読む限りですと、要するに、通信教育課程開設2002年より現在に至るまで、入学相談会の場にて、編入に関する誤った説明は過去にも現在にも、一切行ってはいないと言う事になるかと思います。そして、個別相談会では教員はすべて同様の対応をしているので間違いは起こりえない。との主張が読み取れる無いようでした。つまり、当初より、私の言っている事はすべて無かったことなのだと言っているように受け止めざる得ない文面でした。前にも書きましたが、1対1で行う個別相談にて、すべての教員がすべての相談者に一貫した説明を繰り返すだけとは考えられません。もし、そのような事が現実なのだとしたら、個別相談の意味は薄れると考えられますし、スライドで大学の説明を相談者全員に見せる様なものでしょう。個別相談だからこそ、私は職場名や学歴を聞かれたのだと考えますし、様々な個人的な事情をお話する場となっていると思うのです。「一貫した説明をしている」と言った回答にも疑問をもちますし、それによって私の訴えを打ち消すことも無理な話に思えます。
改めまして。私が訴えているのは教育内容に関する事ではありません。武蔵野美術大学で学べる事は多いですし、すばらしい先生方も数多くいらっしゃいます。入学の意味を否定している訳ではありませんのでご理解下さい。規約に縛られ、責任の有無を理解しようとしない大学の事務的な対応や体質に対してのみ不信感を抱いているのです。
こちらの文章をお読みになられて、不快な思いを受けられた方がいらっしゃること、申し訳なく思います。ここに書いてきた事は、在学生を含め、ご卒業された方など関係者にとっても、不快な内容だったかもしれません。しかし、はじめに。私がこの件を書き始めたものですがら、その責任として、最後までの経緯記を記させて頂きました。
この件に関しては、私も途中で書くのを辞めようと何度も思いました。辞めてしまえば自分がとても楽だからです。ただ、それでは無責任だとも感じました。在学されている方の中からは、「その後どうなったのかを伝える義務もあるのではないか?」と言ったご意見も頂いていました。
なので、この件を書き始めた者としての責任として、大学とのやりとりを最後まで記させて頂いております。今回で大学とのやりとりは終わりですので、今後は記すつもりはありません。最後がどうなったのか、それだけは責任をもって書こうと思いました。
私は、人間的にも優れている訳ではありませんので、ご批判はごもっともだと思います。
様々なご批判、ご意見、あるかと思います。しかし、ここでこのブログは終わりにします。
尚、こちらは閉鎖を予定していますので、
ブログに関するご意見はこちらにお願いします。
ご批判でも、単なるコメントでも、構いません。
なにかありましたらどうぞご遠慮なくメールして下さい。
clapton.naomi@gmail.com
また、私個人にではなく、大学に関するご意見をお持ちの方は、
直接、武蔵野美術大学通信教育課程へご意見下さい。
やや複雑な経緯になりますので、時系列での記載をお許し下さい。
2006年 私は武蔵野美術大学に通信課程がある事を、府中市美術館の美術図書室にて、無料配布されていた大学のパンフレットで知りました。
同2006年 武蔵野美術大学通信課程への入学を迷っている最中、大学関係者が直接相談にのって下さる入学相談会が年間数十回開催されている事を知り、新宿で行なわれた武蔵野美術大学主催の入学相談会へ参加しました。
(大学主催の入学相談会にての詳細)
通信の大学と言うこともあり、授業の様子など、通信学部の姿を知る事が出来なかったため、大学関係者の方々が個別相談に応じて下さる入学相談会は、私にとって入学を決断する糸口でしたし、全面的な信頼の元に参加させて頂きました。そこで個別相談に応じて下さったのが●○教授でした。
始めに、私は●○教授との個別相談(教員と入学相談者が1対1で相談に応じてもらえるシステム)にて、自分には仕事もあり保育園へ通う子供が居ることなど、芸術の勉強はしたいが、ここでの学習についていけるのか不安を感じていることなどを相談しました。そこで、教授から、私に関する学歴の質問を受けました。「編入が可能な学歴であれば、卒業が有利になる。」とも教授は話されました。私は理容専門学校に2年間通学し卒業した旨を伝えました。私の学歴を聞き、教授は「少し待ってもらいたい」と私に告げ、数分間、席を離れました。そのとき、教授が大学関係者である第3者に相談していたのか、教授自身がお調べになったのかについてはわかりません。私は教授の後を付いて行った訳ではなく、個別相談の席で1人で待たされておりました。
席を離れた教授が個別相談の席へ帰られた時の答えは、「あなたの卒業された理容専門学校では、編入が無理であること。」「あなたの学歴では、武蔵野美術大学通信課程で単位として活かせるものではないこと」など編入が無理である内容を話されました。
その後は、私の仕事の形態も聞かれました(勤務先の名前も聞かれました)それから、私のように子供が居ても卒業した女性も居る事、編入ではなくとも学ぼうと思ったタイミングが大切であることなど、入学を強く進める内容のお話をしてくださいました。その話の中で、私は、「私の学歴で編入は無理だが、ここに入学して芸術に関する勉強がしたい」と感じましたし、編入に関しての答えははっきりと頂いていたので、自分から改めて編入に関する調査をしようとは考えませんでした。入学願書の提出にあたっても、大学主催の入学相談会にて、教授より直接「編入は無理」だと聞かされていた為、編入に関する書類に記載する事はありませんでした。
2006年10月
私は、武蔵野美術大学通信学部に入学いたしました。
入学説明会にて編入の出来ない学歴である事を伝えられていたので、編入の申請はしておりません。私個人の不手際だとお考えになる方も多いかと思いますが、私は編入の出来ない学校の卒業者である事を告げられていたからこそ手続きをしませんでした。ご理解頂きたいのは、編入できる事を知らなかったから申請をしなかったのではなく、編入の資格がない学歴だと大学主催の入学相談会において伝えられていたからこそ、編入の申請をしなかった点です。
2010年3月末
同じ専門学校を卒業した友人が、同じように武蔵野美術大学の通信課程への入学を検討しているとのことで、私は大学に関する件で相談を受けました。その中で、私の卒業した専門学校でも編入が認められる学歴である事実を、その友人から教えられました。
2010年3月末
私は急遽、武蔵野美術大学通信課程に電話で問い合わせを致しました。担当して下さったのは庶務の方でした。庶務の方からは電話にて、これまでの経緯を記した文章と、卒業した旨がわかる専門学校の書類を大学に郵送して欲しいと言われました。
2010年3月29日
私はこれまでの経緯を文章として作成し、卒業した専門学校から関係書類を郵送して頂き、それらを同封し、吉祥寺の大学へ直接持ち込ませて頂き、中身の確認をしていただきました。確認内容は、編入資格である「専門士」の称号を得ていることが記された専門学校発行の書類。私のこれまでの経緯を記した文章の2点です。その時の対応も、電話にて対応して下さった庶務の方でした。
2010年4月8日
私は長期間海外へ出掛けており、受取は遅れましたが、大学からの返答が文章にて郵送されてきました。大学が書類を発行した日時は2010年4月8日と記されておりました。大学からの返答は手紙として郵送されてきました。内容はまず、30単位について認められないことが記されていました。同じ文章の中で、教授への事実の確認が行なわれたのかどうか、大学の入学相談会において誤った説明が起きてしまった場合は、どのような対応をしていくのか、どのような方々で決定されたのかなどの点について、一切記載されていませんでした。
大学から送られてきた回答の中で、私が疑問に感じたのは、大学が大学の主催する入学説明会においての間違った説明をしたことに関する事実確認や、それらの責任の有無に関して一切触れていなかった点です。大学側は、回答文の中で、大学が主催する大学相談会を「入学の導入的な場」と言い換えておりました。それが何を意味するのかは私にはわかりません。また、私が入学時に提出した書類に不手際があったかのような記載となっておりました。私の学歴である専門学校の卒業証明書や成績証明書を提出しなかった理由こそが、説明会での誤った説明に原因があり、そこで正しい説明さえ受けていれば、すべての手続きを済ませる事は十分に可能なことでした。また、大学からの手紙の中に「2年次編入の資格があったことを知らずに1年次から努力をされたこと、、、」と言った文章で締めくくられていました。これは、まったく事実に反する事です。2年次の編入資格があったことを知らなかったのではなく、入学説明会において、「編入の資格がない学歴」だと説明を受けたからこそ編入手続きができなかっただけの話なのです。
この文章を受け取った後、私は、これら疑問点に関して、数回に渡り大学に連絡をしておりました。内容としましては、大学からの返答の内容が、私の訴える内容とは余りにも食い違っている点、規約の中での話のみを大学は話を進めようとしているが、個別相談会での誤った説明を受けた学生に対する責任を、規約や大学の決めた決まり事の中だけで処理をしていこうとする姿勢に疑問を抱いている点など、再度の検討していただけるよう要望しました。(連絡日時は、下記に)
2010年4月28日
大学へ再度、今回の件について検討して頂きたいことを伝えました。
2010年5月6日
大学からの返答が無かったため、再度大学に電話をしました。検討はしたが、単位は認められないことを事務より伝えられました。この時の電話でも「○○教授には確認を取って頂けたのでしょうか?」と質問をしましたが、「答えられない」と言われました。また。「どのような方々が話し合いに参加され、この件の結果を下したのか教えて頂きたい」と質問しましたが、この件に関しても「答えられない」と言われました。同じく「大学主催の説明会において間違った説明がされた過去に起きたことに関して、責任を一切とらないのが大学の主義なのですか?」とも聞きましたが、こちらに関しても「意見は伝えるが、その質問に答える事はできない。大学の考えは、4月8日に大学から郵送した文章がすべてであり、そちらを読んで理解してください。」と言われました。
同日:2010年5月6日
現状での回答では何も納得できない事、教授への確認の有無ぐらいはお答えいただきたいこと、入学相談会の意味はなんなのか?など。再度、私は話し合いを求めました。
2010年5月7日
私が話し合いを要望した翌日、メールにて大学からの返答が送信されてきました
時間は5月7日13:55分でした。大学からのメールはこのようなものでした。
再度検討致しましたが、
やはり入学後には30単位の認定はできません。
また、入学相談会と入学の志願手続きについての本学の考え方は、
先日差し上げたお手紙に記載の通りです。
(以上)
2010年5月7日
私は弁護士無料相談に足を運び、弁護士の先生と話をしました。
経緯を理解した弁護士の先生からの言葉を概要ですが記します。
(こちらの先生との話は、弁護の依頼ではなく相談で終わらせました。)
(弁護士からの意見、アドバイス)
このまま大学に問い合わせを続けた所で、門前払いが繰り返されるだけではないでしょうか?大学は大学の決めた約束事を貫こうとするでしょう。これはこれまでの経緯からも見て取れます。
また、あなたの言っていることを規約の中で処理するのも無理な話でしょう。話が食い違っているからです。論点の違いですね。説明会で誤った説明を受けた事によって編入の申請が出来なかった事と、大学が言う「説明会が導入的な場」といった表現は、まったく次元の違う話です。もしこれが、同じ次元にあるとしたなら、「説明会は何のためにあるのか?」といった疑問に突き当たるでしょう。しかし、法的なものが絡む場で、あなたの意見が通るとは断言できません。もしかしたら大学の意見が通るかも知れないし、あなたの言い分が通る可能性も十分にあります。これは、現時点では何も言えない事です。とりあえずこの問題は、キチンとした弁護士を間に入れて話を進めるべきだと考えますね。平行線を辿るだけになってしまうからです。あなたは、まだ大学との話し合いに希望をもっているのかもしれませんが、話し合いでは平行線が続くだけだと感じたら、いつでも霞ヶ関の弁護士会を紹介しますからまた相談に来て下さい。簡単な話ではありませんが、仲介者を立てると言う事には、それなりの意味がある事なんですよ?あまり独りで悩まない事です。ただし、弁護士を通した争いとなると、あなたが負けた場合に大学は除籍処分を取る可能性もありますので、その点は覚悟も必要です。 (以上)
2010年5月18日
話し合いの場を設ける話もありましたが、私は体調を悪くしてしまい、食が喉を通らなくなり参加は断念しました。この件に関して、私は大学側にご迷惑をお掛けしてしまいました。そして、話し合いに参加する事ができない状態なので、大学へは、話し合いで聞きたかった事を「質問書」として送らせて頂きました。
5月18日
私が大学へ送った「質問書」は下記の通りです。
(名前等は伏せまして、質問書のみを添付します)
1、不正確な情報が説明会で提示された点について
かねてからご説明しています通り、私が入学する際に編入の申請を行わなかったのは、大学入学相談会において●○教授より「あなたの卒業した専門学校では編入資格がない」と説明されたためです。この点について、大学側はどのような見解を持たれているのでしょうか?そのような事実は無かったと考えているのか、もしくは誤った説明が行われたと認めた上で「それでも規約に従って現時点での編入は認められない」という立場なのでしょうか?
2、事実調査について
上記の質問と関連しますが、●○教授から誤った説明が行われたかどうか、学内では調査を
行ったのでしょうか?行われたのであれば、その日時と内容についてご回答下さい。また現時点で行われていないのであれば、実施されていない理由と、今後調査を実施するお考えがあるかどうかお聞かせ下さい。
3、誤った説明がなされた点について
既に調査が行われており、誤った説明がなされたと判断されている場合には、その原因についてお答え下さい。また正しい説明がなされていたと判断されているのであれば、仮に誤った説明がなされていた場合、現時点での編入を認めるお考えはあるのでしょうか?
4、防止策について
今回の件は、私だけの問題に留まるとは考えておりません。前回の回答では「入学相談会は導入的な位置付けであり、あくまでも募集要項を読んで情報を確認すべき」とのご説明をいただきましたが、それであれば今後の希望者に対してその旨を明示すべきではないでしょうか?この点も踏まえまして、今回のような問題の防止策を講じる意思があるのか、ある場合はどのような対策を行うお考えか、お聞かせ下さい。
(以上)
2010年5月20日
(大学からの返答の概要)
※丸写しは出来ませんので箇条書きにて失礼致します。
入学相談会にて誤った説明をしたとされる教員に、今回の説明を行なった。
結果として、記憶に無い事がわかった。
(何日に聞いたのか日付の記載はなし)
また、入学相談会での説明における編入学資格については、通信教育課程の開設2002年より現在まで一貫して同じ説明をしていることを確認。
現在においても、入学相談会では教員はすべて同様の対応をしている。
これは事務による対応でも同じ事が言える。
入学を希望される方には、わかりやすい資料の改善を心がけている。
(以上)
大学からの文面を読む限りですと、要するに、通信教育課程開設2002年より現在に至るまで、入学相談会の場にて、編入に関する誤った説明は過去にも現在にも、一切行ってはいないと言う事になるかと思います。そして、個別相談会では教員はすべて同様の対応をしているので間違いは起こりえない。との主張が読み取れる無いようでした。つまり、当初より、私の言っている事はすべて無かったことなのだと言っているように受け止めざる得ない文面でした。前にも書きましたが、1対1で行う個別相談にて、すべての教員がすべての相談者に一貫した説明を繰り返すだけとは考えられません。もし、そのような事が現実なのだとしたら、個別相談の意味は薄れると考えられますし、スライドで大学の説明を相談者全員に見せる様なものでしょう。個別相談だからこそ、私は職場名や学歴を聞かれたのだと考えますし、様々な個人的な事情をお話する場となっていると思うのです。「一貫した説明をしている」と言った回答にも疑問をもちますし、それによって私の訴えを打ち消すことも無理な話に思えます。
改めまして。私が訴えているのは教育内容に関する事ではありません。武蔵野美術大学で学べる事は多いですし、すばらしい先生方も数多くいらっしゃいます。入学の意味を否定している訳ではありませんのでご理解下さい。規約に縛られ、責任の有無を理解しようとしない大学の事務的な対応や体質に対してのみ不信感を抱いているのです。
こちらの文章をお読みになられて、不快な思いを受けられた方がいらっしゃること、申し訳なく思います。ここに書いてきた事は、在学生を含め、ご卒業された方など関係者にとっても、不快な内容だったかもしれません。しかし、はじめに。私がこの件を書き始めたものですがら、その責任として、最後までの経緯記を記させて頂きました。
この件に関しては、私も途中で書くのを辞めようと何度も思いました。辞めてしまえば自分がとても楽だからです。ただ、それでは無責任だとも感じました。在学されている方の中からは、「その後どうなったのかを伝える義務もあるのではないか?」と言ったご意見も頂いていました。
なので、この件を書き始めた者としての責任として、大学とのやりとりを最後まで記させて頂いております。今回で大学とのやりとりは終わりですので、今後は記すつもりはありません。最後がどうなったのか、それだけは責任をもって書こうと思いました。
私は、人間的にも優れている訳ではありませんので、ご批判はごもっともだと思います。
様々なご批判、ご意見、あるかと思います。しかし、ここでこのブログは終わりにします。
尚、こちらは閉鎖を予定していますので、
ブログに関するご意見はこちらにお願いします。
ご批判でも、単なるコメントでも、構いません。
なにかありましたらどうぞご遠慮なくメールして下さい。
clapton.naomi@gmail.com
また、私個人にではなく、大学に関するご意見をお持ちの方は、
直接、武蔵野美術大学通信教育課程へご意見下さい。