2010年 6月 11日
飲酒でひき逃げ容疑の玉野市職員 送検
酒気帯び運転でタクシーに追突し逃走したとして、逮捕された玉野市職員の男は警察の調べに対し「実家で酒を飲んだ後知人を迎えに行く途中だった」と供述しています。ひき逃げなどの疑いで逮捕された玉野市土木課に勤務する原田昌彦容疑者は11日、岡山地方検察庁に身柄を送られました。警察の調べによりますと原田容疑者は8日未明、岡山市北区清輝橋の国道30号線で、酒気帯び運転でタクシーに追突し運転手に重傷を負わして逃走した疑いです。取り調べに対し原田容疑者は「玉野市の実家で焼酎やビールを飲んだあと、岡山市内の知人を迎えに行く途中だった」と供述しています。原田容疑者の呼気からは1リットル当たり0.5ミリグラムのアルコールが検出されていて、警察が飲酒した量など調べています。

全国一斉飲酒運転取り締まり実施
飲酒運転が厳罰化されて今月で1年です。10日から11日朝にかけて飲酒運転の取り締まりが全国一斉に行われ、岡山・香川で合わせて12人が検挙されました。このうち岡山市北区の国道180号バイパスでは10日午後8時から警察官15人がアルコール検知器を使って、ドライバーが酒を飲んでいないか確認しました。岡山県内37カ所で飲酒検問した結果、10人が酒気帯び運転で検挙されたほか香川県でも2人が検挙されました。違反点数が大幅にアップされた飲酒運転の厳罰化から今月で1年ですが岡山県では今年、飲酒運転による事故で3人が死亡していて、すでに去年1年の数と並んでいます。警察では厳罰化されても時間が経てばドライバーの意識が緩むとして、定期的に検問を行い飲酒運転の撲滅に取り組むということです。

香川用水で水口祭
讃岐平野に本格的な、田植えシーズンの到来を告げる香川用水の水口祭が11日、三豊市で行われました。神事では地元の農家や関係者など約700人が集まり、香川用水へお神酒を注ぎ、配水の無事を祈りました。香川用水では11日から灌漑期に入り農業用水の供給量が、3倍以上に増やされます。ここ数年、渇水に見舞われてきた香川県ですが今年は水源となる高知県・早明浦ダムの貯水率が約90%とほぼ平年並みとなっています。香川県内ではこれから、本格的な田植えが始まり香川用水の水は約2万5000ヘクタールの水田を潤します。

瀬戸内マンゴー初セリ
フルーツ王国・岡山に新たな仲間が加わりました。瀬戸内市で栽培されたマンゴーの初セリが11日、岡山市中央卸売市場で行われました。マンゴーは瀬戸内市邑久町で加温栽培されたもので3箱6玉が初めてセリにかけられました。農協では、1箱1万円前後で落札されると予想していましたが、大きいサイズのものは1箱2万円で落札されました。農園によりますと鉢植えで1本ずつ栽培したことで管理が行き届き、甘味と酸味のバランスがとれた上品な味に仕上がったということです。落札されたマンゴーは早速、岡山市内のデパートで販売されています。