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【東京中日スポーツ55周年企画】

郷GO!!インタビュー<5> 60代になっても進化し続ける あり得ない!域にいきたい

2010年6月8日

全国ツアー「55!伝説」の初日公演でパワフルに熱唱する郷ひろみ=5日、サンシティ越谷市民ホールで(石井裕之撮影)

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◆前向きな姿勢必要

 僕の今年のコンサートツアー「55!伝説」が、5日からスタートしました。全体のコンセプトとしては、今年で55歳になるんですが、今の僕を形成してきたのは歌であり、人であり、出会いだったりする。そんな僕の55年間の変遷を歌でお見せすることができればと思っています。

 過去を振り返るだけでなく、過去を振り返ることによって進化を遂げていくという前向きな姿勢が必要です。年を重ねていくと、キャリアとか経験で仕事ができるじゃないですか。でも、つい数カ月前に感じたことなんですけど、それで人生終わって面白いのかと…。僕は絶対的に大器晩成だと思ってやってきたから、人生のピークが来るのは60歳代だと思って、それに人生の照準を合わせているんです。

◆精神が肉体支える

 1日おきにジムに行くのですが、昔は1時間半トレーニングして30分ストレッチでした。でも、そういう考え方に変わってから、もっと筋力を鍛えようと思って、ウエートを重くしている。今は30分トレーニングしてから1時間半ストレッチ。医学的には間違っているかもしれないけど、年を取れば取るほど、精神が肉体を支えていくものだと思っているんです。

 「進化」というのは、僕が「郷ひろみ」を続けている以上、永遠に無くならない意識でしょうね。それがなくなったときは、僕が「郷ひろみ」をやめるときだから。いつかきますよね、そういう日が…。自分で自分の肩をたたいて、「よく頑張ったな。自分の人生悔いはないよね」っていうところにいければ、きれいにクールダウンしていける自分がいる。そのために頑張り続けているんだと思います。

◆時代の変化恐れず

 みんな僕を見て「変わらない」って言うんですよね。でも、僕がいちばん変化しているんです。時代の変化を恐れず、年齢にとらわれない自分でいたい。「年齢の割にすごい」っていうのはごく当たり前。僕は誰も想像つかないような、「ありえない!」という域にいきたい。

 それは自分でやってきたことに対する自信だったり裏付けがあるから、60代になっても同じような意識を持ち続けたいと思います。 =終わり=

◆新曲のオチは“おじいちゃん”

 郷は9日に新曲「僕らのヒーロー」を発売。同曲は、子どもから大人までをターゲットに制作され、NHK「みんなのうた」の6、7月放送曲にも起用されている。

 「♪ド派手なシャツ着てGo!Go!Go! ターンを決めたらGo!Go!Go!」と、出だしは郷自身のことを歌っているようだが、郷は「最後に『元気なおじいちゃん』っていうオチがつくんです。そこにこだわったんです。プロモーションビデオでは、男の子や女の子がジャケットプレーやったり一緒に踊ってくれたりしているので、すごくかわいいですよ」とアピールしている。

 

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