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【大相撲】

相撲協会、賭博問題で実態調査 過去5年間、全員対象

2010年6月11日 21時04分

 日本相撲協会は11日、複数の現役力士が野球賭博に関与した問題で、過去5年間にさかのぼって違法賭博の実態調査を行うと発表した。親方や力士、行司、呼び出し、床山らすべての協会員が対象で、既にアンケート用紙を各部屋へ送付した。週明けをめどに回収する予定。

 この調査で賭博行為を認めた場合、自ら申告したとの扱いで厳重注意処分にとどめるという。相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は、賭博への関与を申し出た力士を厳重注意処分とした。しこ名など特定される情報を公表しなかった。

 同理事長は相撲協会広報部を通じ「今回、自己申告してきた者は素直に謝罪したので厳重注意とした。今後、賭博行為をした者は理事会において厳しく処罰する」とコメントした。

 警視庁は週明けにも相撲協会から報告を受け、必要と判断した力士を事情聴取する。

(共同)
 

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