戦列離脱で、宿舎を後にする井端=仙台市内で(小嶋明彦撮影)
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痛い戦線離脱だ。中日・井端弘和内野手(35)が10日、楽天戦の試合前に急きょチームを離れて名古屋に戻った。練習前に下半身に違和感を訴えたようで、治療に当たる。11日にも出場選手登録抹消となりそうだ。
この日午後3時すぎ、いつも通りに球場に入った井端だが、グラウンドに一度も姿を見せることはなかった。人知れず球場を離れ、選手宿舎のホテルに戻った。間もなく荷物を一式まとめてチェックアウトを済ますと、ちょうどプレーボールが掛かったころの時間帯の新幹線に乗り込んで帰名した。
仙台を離れる直前の井端は故障個所について「足です。名古屋に帰ります」と言葉少なに触れた。今季の井端は死球を受けて左脇腹を痛め、5月5日に登録抹消されて同21日に戦列復帰した。これで今季2度目の戦線離脱となる。
いったんは練習用ユニホームを着て球場入りした直後にチームを離れたということで、試合への出場意思はあったとみられる。練習前に首脳陣を交えて何らかの判断が下されたよう。「明日から治療です。復帰まで長く掛かるか? ちょっと分からないですね」と井端。エース吉見に続き、今度は攻守の要が戦列を離れた。交流戦で一進一退の戦いを強いられている落合竜にとって戦力ダウンは否めない。 (中谷秀樹)
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