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◆楽天2―7中日(10日・Kスタ宮城)中日・落合監督が怒りをあらわにした。連敗を3で止めたが「アメリカと日本の野球をごちゃ混ぜにしたらイカン」と楽天・ブラウン監督に向けた反論を展開した。
問題となったのは、中日・大島が6点リードの8回にバント安打した場面。楽天ベンチは、マナーに反するとヤジを飛ばし、続く森野が初球、インハイに投げ込まれた。落合監督は「あれで森野にぶつけられたら大乱闘になる」と一触即発をにおわせ「何点あったって、ひっくり返されることもある。そんな(楽天のような)ことを言っていたら、勝てる野球も勝てなくなる」とまくし立てた。実際、中日は2日のオリックス戦(スカイ)で7―0から逆転負けしていた。
前日に勝率5割となり「あしたが開幕だと思え」と仕切り直しを宣言した通り、打線をてこ入れした。ブランコを来日2年目で初めて4番から外して5番に。2年ぶりに4番に据えた和田が先制二塁打を含む3安打で「状態を見ながらな」という落合用兵がズバリと当たった。
2006年、ブラウン監督の広島時代にはサイン盗みの疑惑をかけられた遺恨の過去もあり、今年はもう、日本シリーズ以外に対戦がないが、言わずにいられなかった。出直しに燃える落合監督が、選手起用も含め、いよいよ戦闘態勢に入った。
◇サイン盗み疑惑による遺恨 広島・ブラウン監督が2006年8月13日の巨人戦後、通訳を介して「スポーツマンシップに欠けるチームがある。間違いなくアンフェアなことをされた。原監督と古田監督(ヤクルト)とは信頼しあっているが…」などと発言。あたかも中日がサイン盗みをしていることをにおわせた。球界では禁止されている「スパイ扱い」されたことに、中日・落合監督が「法的手段も考える」と激怒。広島の鈴木清明球団本部長が、中日側に口頭で謝罪する事態に発展した。
(2010年6月11日11時01分 スポーツ報知)