橋下知事が最短記録!?定例会見25分で終了

　１１日午後に開かれた大阪府の橋下徹知事の定例記者会見が約２５分で終わった。いつもなら国政や府政の課題などに、立ちっぱなしで１時間半ほど弁舌をふるうが、この日はそれも少ないまま。職員らからは「最短だ」と驚きの声が上がった。

　橋下氏はほぼ毎日、登庁時に記者団の取材に応じているほか、週１回、記者会見を開催。「ここまで応じる知事もいないのではないか」（職員）というほどなのに、長時間の記者会見が定番化。当初予算の発表では約３時間も要している。

　ところが１１日の記者会見では、通常ある知事からの発表事項はなく、記者との質疑応答だけに。記者からは、橋下氏が週明けに旅立つ予定の欧州視察への意気込みや、沖縄県の米軍基地負担の軽減などに関し質問が飛んだ。

　だが５月の定例府議会が閉会し、自身がかかわらないとしている参院選ムードが広がっているせいか、質問が途切れてしまい終了。橋下氏は拍子抜けしたのか苦笑いを浮かべ会見場を後にした。（共同）

　［2010年6月11日21時29分］