「漫画本は秘書が購入」と荒井氏、ＣＤも

　荒井聡国家戦略担当相の政治団体が漫画本を３０冊以上購入し、経費に計上していたことについて、荒井氏は１１日、「漫画本は多忙を極める秘書が自費で買い、レシートが（政治団体の経費に）混入した。秘書は悔やんでいる」と説明、「不適切な支出であり反省している」と述べた。

　荒井氏は、弁護士や監査法人に監査を依頼し、適切でない部分があれば修正申告に応じると説明した。閣議後の記者会見で話した。

　また経費でスーツやＣＤも購入していたが、北海道知事選に出馬する際に必要だったと説明。領収書は１円から公開しており架空の支出ではなく合法と強調した。

　荒井氏の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」をめぐっては、東京都府中市の知人宅のマンションを「主たる事務所」として総務省に届けていたことが９日判明。民主党は１０日、政治団体の２００７年から解散した０９年８月までの領収書を公開、漫画本などの購入が明らかになっていた。（共同）

　［2010年6月11日12時44分］