2010.06/10(Thu)

パートナー

今年もイチゴが大量に実をつけてくれました。
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ラハ、初めてのイチゴ♪
モグモグ♪
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あまぁ〜〜〜い♪
こんな可愛いお顔です。
お口にイチゴついてますよ〜(笑)
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ラハちゃん、すっかり事務所生活にも慣れて、皆と上手くやっています。
全てが初めての経験だったラハ。
人間と一緒に暮らす空間に、なんか落ち着いてスヤスヤ眠ってくれています。

シェルター地方は、昼間は真夏のように暑い日が続いています。
しかし、夜は一気に気温が下がって寒いです。
ワン達にとっては最高の過ごしやすさと思っています。
作業終了して、植え木に水をあげて一日が終了。
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ランの横のバラ達もとっても綺麗に開花。
どんどん蕾がついています。
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花って本当に良いですね♪
一生懸命に美しく咲こうとしています。
そして、私達の気持ちを和やかにしてくれます。

今日の夕方、隣町に買い物に行って、道の駅に寄った時、働く介助犬を始めて見ました。
盲導犬?と、思ったら介助犬と書かれたベストを着用していました。
ラブラドールでした。
その光景を見ていると、まるで全ての言葉を理解し、返事までしているように見えました。
私の車の隣に停めてらしたので、お話を少しお伺いしました。

ワンちゃんは8歳です。
介助犬訓練を受け、3歳でご主人のパートナーとしてやってきて5年。
そろそろ、引退の時期だそうです。
介助犬は借りている子なので、協会に返さなければならない。
ご主人とワンちゃんの絆は深く、心情を考えるととっても辛いもの。
しかし、話を伺うと引き取る環境が整っていれば申し出る事も出来るそうです。
新しくパートナーが来るのに対して、先住の介助犬は引退しお仕事は無い。
それをワンが辛く思うのが問題との事でした。

5年前はほとんどの場所、特に飲食店には介助犬は同行出来ず、外に繋いでくれと言われたけど、今はほとんどの場所に入れるようになったと。
最後にご主人がおっしゃっていました。
「この子と出会わなければ、私は引きこもりになっていたでしょう。月に一度リハビリに滋賀に来ていますが、この子と一緒だから病院が終わって、あちこちに行くようになった。身体の一部であり心の一部である」と。
お互いになくてはならない存在で、素晴らしい関係が築かれていました。

滋賀には介助犬はたったの一頭しかいないそうです。
介助犬が少ないのですか?とお聞きすると、介助犬は沢山訓練をうけていますが、介助犬の迎え方を知らない人がほとんどだという事でした。
人間の為に厳しい訓練を受け、役にたとうと頑張る子たち。
必要とする人達も多く居るでしょう。
こうやって、人の為に働く子達を見ていると、人はもっともっとワン達を深く理解しなければならないと思う。

しかし、人間に捨てられ、殺処分される子も年間30万頭が居るという現実。

犬は人間にとっては最高のパートナーと私は常々感じている。

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2010.06/09(Wed)

それぞれの道へ

宗像レスキューの際、片手に乗るくらいの赤ちゃんが3頭いました。
あんず親子&れんげ親子。
寒さに震えながら、お母さん犬は子犬を抱き、痩せ衰えた身体でありながら、一生懸命にお乳を飲ませました。
れんげ母さんについていた子(藤丸)が一頭はおかしい?兄弟犬は?
普通柴の出産は4頭前後。
あんず母さんが、抱いていたのも2頭でした。
しかしながら、この3頭の命の火は消える事無く、無事に救われました。

シェルターにやって来て、母犬にしっかりと栄養を付け、育児に励んで頂きました。
子供達もスクスクと大きくなって、あっと言う間にエントリー出来るようになりました。
沢山のお申し出を頂きましたが、母犬から離す時期・子犬同士で遊ぶ中での社会性を身につけてもらう為、出発を待って頂いておりました。

そして、一番の出発がふじ丸。
一人っ子のふじ丸は、甘えん坊で弱虫。
れんげ母さんは、結構スパルタ教育でした。
あんず母さんの子育てとは、全く逆といった感じでした。
あんずは、悪魔ちゃん達にタジタジで・・・(汗)
れんげは、よくふじ丸を叱っていましたね。
だから、ふじ丸はれんげの前では、とってもおとなしい良い子ちゃんだったのです。
私達と遊ぶ時は、悪戯っ子で写真が撮れないほどハイパーに走り回っていました。

ふじ丸が出発する前日の夕方、れんげ親子と共にみんなで遊びました。
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今日で皆とお別れ・・・。それぞれの道を歩いていくんだよ・・・ふじ丸。
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翌日、去勢手術を終えてご家族の胸の中に抱かれました。
「父ちゃん、宜しくね♪」By ふじ丸
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幸せに・・・。
ただただ、私達はこの子達の幸せをいつも祈っています。

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2010.06/06(Sun)

出発

バタバタの週末でした。
週末アフガン専属トリマーのYちゃんが、コリンの出発前の最後のトリムの為に、仕事が終わってから滋賀に向かってくれました。
7時終業で、到着したのが11時を回っていました。
本当にご苦労様でした。
Yちゃんも今までずっとコリンの手入れをしてきて、最後に綺麗にして送り出してやりたかったでしょう。
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毛の滑りを良くするためにシャンプーやリンスも持って来てくれていました。
大きな荷物は全てコリン用の物でした。
それぞれが、長くお世話したコリンへ最後のご奉公といった感じで、思いも一杯でした。

シャンプーしている間、マリヤが犬舎の窓から、ずっと覗き込んでいました。
コリン、綺麗に仕上がりました♪
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譲渡会後、マリヤはコリンが巣立って行くのを気付いていました。
離れ離れになるのを感づいていたのです。
必要にコリンの後を追い、コリンが動くと常に離れずにひっついていました。

いよいよ出発の朝、私達は4時半起きでした。
と、言うのは最後にマリヤとの時間をとの思いがあったからでした。
必ずまた会える!!
そうは判っていても、コリンは12歳のおばぁちゃんです。
大型犬の12歳と言えば人間で言うと80歳は過ぎています。

大宰府レスキューから1年と4ヵ月。
お互いが励ましあって命を繋いでくれました。
5頭居たアフガンも順に家族の元に巣立ち、マリヤだけになってしまいました。
暫くの間、私達がマリヤの心のケアをして行くようになります。

さて、出発前。。。
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ギリギリの時間まで、一緒に。。。

「じゃ、マリヤバイバイ。」
「また、来るね・・・」
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ワン達は、何ていってるんだろう?
私は、この場に居てコリンの卒業が嬉しくもあり、アリヤの心情を思うと・・・複雑な気持ちでした。

里親様とは病院で待ち合わせました。
コリンの骨折での説明を先生から受けてもらう為でした。
里親様も、前日夜なべして、コリンへ可愛いスヌードを手作りして下さって満面の笑みで迎えて下さいました。
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コリン・・・。
幸せに・・・。
そして、やっと本当の家族に出会えたんだから長生きして、幸せをいっぱいいっぱいもらってね♪
かぁちゃん達は、とっても寂しくなるけど、いつもあなたの幸せを願っているからね。
マリヤの事は心配しなくていいから、任せておいてね。
大宰府から来た翌日から、一歩も立てなくなったね。。。
病院に走ったね。。。
安堵感からか、今までの長い長い苦しかった日に終止符を打ち、何もかも忘れて眠りたかったのでしょうね。
一粒ずつ手からフードを食べさせていたコリン。
コリンが生きたい!!と、思う気持ちで頑張ってくれました。
沢山の思い出をありがとう。。。
今はあなたの幸せを願うだけです。

ニコニコの笑顔を持って、マリヤや私達にお話しに来てね♪

里親様、暖かな沢山のお気持ちを頂け、感謝しております。
12歳にもなるコリンばぁちゃんの全てを受け入れて下さるお気持ちに代表ともども皆が嬉しく思っております。
どうぞどうぞ、宜しくお願い致します。

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2010.06/03(Thu)

再会

大宰府の現場の小型犬の中で、一番痛んでいた子。
それは、黒プードルの「アンデ」と白プードル「サラ」。

レスキュー現場の画像
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私達が現場に入った時に見たこの子達は、顔は毛玉で覆われ前か後ろかすら分からない状況でした。
あまりにも酷いので、現場ですぐにバリカンを使用する事は無いのですが、ボランティアさんにお願いしてバリカンを至急に手配して頂きました。
糞尿と毛玉に覆われて口も自由に開けなかったのです。
どうやって、水を飲めるのか?
どうやってフードが食べれるのか?
本当に可哀相な状況でした。

サラちゃんは、バリカンを入れて判ったのが片眼を失っていた事。
たぶん・・・犬同士のトラブルで負傷を追い、手当もされずに放置状態での後遺症だと思います。

アンデは滋賀で、サラは大阪で一生懸命にケアされて来ました。
日が増すごとに二頭とも、元気になってくれました。
本当の家族と出会える日をずっとずっと待ったのです。

そして、運命の出会いがありました。
サラに続き、アンデも卒業♪

サラとアンデの再開は1年ぶりでした。
二人がシェルターに到着したとき、見違えるくらいに可愛く、綺麗にお手入れがされていました。
プールドは被毛のケアが大変です。
お二方とも、お嬢様です♪
いえいえ、女王様ってくらいに輝いていました。
幸せだね。
二人は、久しぶりの再会に何を話しているのでしょう。。。
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アンデのママさんのお話では、散歩に出ると「子犬ですか?」「1歳くらいですか?」とよく言われるとおっしゃっていました。
赤ちゃん返りというか、一番遊び盛りの時は狭い狭いケージの中に、閉じ込められ人間の暖かな手に抱かれた事も無かったのです。
それは、先日の宗像レスキューのグミも同じでした。
たった3ヵ月の子犬がじゃれる事も知らず、寂しい目をしていたのです。
瞳は死んでいました。
劣悪な環境下で笑顔が出る事もなく、辛い思いしかしなかったからでしょう。

今、こうしてご家族の大きな愛情に包まれ、彼女達は本当の幸せを噛みしめています。

皆の協力で救えた命が、生き還って輝いています。
レスキュー現場にいち早く駆けつけて下さった福岡のボランティアさん・搬送スタッフ・ケアして下さったボランティアさん・・・・多くの協力が一つの命を救いました。
そして、何より里親様の思い・愛情がこの子達を幸せにして下さったのです。
二人の再会のシーンを拝見でき、私達は今後も同じように、皆で力を合わせ前進していこうと、強く思いました。

譲渡会・同窓会当日は代表も私もバタバタとあちこち回っていまして、なかなかゆっくりとお話出来ませんでした。
残念です。
いつでもゆっくりと遊びにいらして下さいませ。
大歓迎で心よりお待ちしております。

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2010.06/02(Wed)

閉鎖的な行政の現実

昨日の深夜、緊急でSOSの要請があった。
多頭の猫。
猫はすでに岐阜の動物管理センターに囚われの身。
水曜日(本日)の処分予定であるとの情報。
沢山の人間が動いた。
深夜にも関わらず、あちこちからメール・電話が来る。
その中には、里親になるという方も多数あった。

猫さんの飼育のプロである大阪支部長も動き始めた。
ボランティアさんも搬送の準備で動き始めた。
命を救うため、そして、救いたいために動く。
準備を整え受け入れは万全であった。

要は本日の朝一番に管理センターへの連絡が鍵となった。
本日の殺処分を止めてもらわないと。。。

環境省は処分は殺処分にあらず。生きる機会を与えるよう各行政に指示を出した。
これは、綺麗事であると実感した一日である。

代表が朝一番から行政に交渉に入った。
他府県には譲渡しない。
団体譲渡も行っていない。
猫に関しては、持ち込まれた日の翌日の処分が多い事。
交渉中の中、行政は、自らで譲渡をすると言った。
管理センターから県庁へ交渉もした。

結果は、交渉中に猫達は殺処分されてしまった。
騙されたのと同じ。
交渉中にも関わらず、処分を止めなかった事。
助けると言う人間が居るのに、どうして簡単に殺すんだ。
小さな猫達は、一生懸命生きたいと言っているのが判らないのか!!
殺されるために、生まれてきたのと同じである。
生まれて数週間で、ガス室に閉じ込められて窒息死させられた。
許せない!!
搬送の準備にかかっていたスタッフも愕然とした。
皆が、暗い顔で肩を落とした。

おかしな日本である。
一般の方達が見る、環境省・行政の姿勢は、動物達の住みやすい日本にして行こうと、動物愛護先進国を目指しているように言っている。

しかし、現実は助ける人間が居るにも関わらず、決りや縦社会の関係で、何の罪もない命が消されてしまった。
多くの猫達は、本当は暖かな家庭に入れた。
実際、多くの人が里親に手をあげてくれていた。

私は、今回の件で、お役所仕事には血も涙も無いと見た。

全ての行政では無い。
一生懸命譲渡されている処も多くある。
繋がったはずの命をあたかも簡単に処分機に入れた行政の人間の判断はおかしい。

環境省から通達があっても、各管理センターで条件が違うのはなぜ?
現場の職員さんが、積極的に助けたいと思っているか、仕事だからと黙々と規則に従ってやっているかで大きな差がでている。
もっと柔軟性をもって対処して頂かなくては、ならない。
それは、人として人間の心を持って譲渡を行って頂きたい。


悶々とした一日であった。
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