荒井大臣や蓮舫大臣らの事務所費問題をめぐって、10日も民主党と自民党との間で対立が続きました。政治とカネをめぐって、選挙をにらんだせめぎ合いも激しさを増してきています
9日、荒井国家戦略担当大臣の政治団体が、知人の自宅を事務所として届け出ていたことが発覚。早速、自民党の視察団が現場を訪れました。
「ここにだいたい、なぜ事務所を置く必要があったのかが一番疑問」(自民 西田議員)
「そうですよね。選挙区北海道でしょ?」(自民 森議員)
次に向かったのは、蓮舫行政刷新担当大臣の自宅でした。かつて蓮舫氏は、松岡元農水大臣に政治とカネの問題が浮上した際、先頭を切って追及してきました。その蓮舫氏が自宅を自らの政治団体の事務所としていることを自民党側が問題視したのです。
「外観上、支部が置かれている感じがしない」(自民 赤沢議員)
自民党側は、「自宅なら家賃はかからないはず」として、かかった経費の内訳について説明するよう要求。これに対し、民主党は・・・。
「違法な支出は存在しないことを確認しました」(民主 細野豪志幹事長代理)
問題はないと反論。蓮舫氏らの領収書を公開しました。蓮舫氏も・・・。
「私は問題という意識は持っていませんが、言われたのであれば 、ご納得いただけるまで説明します」(蓮舫行政刷新相)
ただ公開された領収書の中で、荒井氏が経費として計上したものの中には、マッサージ代や少女コミックなども・・・。
(少女マンガが大量に買われていて)
「大量に買ってるの? 適切かどうかということになると、少し反省をしなければならないと思いますけれども、ただ、政治資金というのは、そういうものを使うのを禁じているわけではありません」(荒井聰国家戦略相)
民主党は領収書の公開によって、この問題の幕引きをはかりたい考えです。(10日23:05)