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(2010年6月11日)
都城市高崎町の農場で牛3頭によだれなど口蹄疫の感染が疑われる症状が出た問題で、県は10日、採取した検体を動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で遺伝子検査した結果、陽性反応が確認されたと発表した。同農場で飼育された208頭はすでに殺処分された。
県は9日、よだれや舌のただれなどの症状を写真判定し、3頭に感染疑いがあると判断。再度、獣医師が農場を確認した上で、10日未明には飼育する全頭を疑似患畜とし、遺伝子検査の結果を待たずに全頭殺処分を開始した。同日午前2時半までに殺処分を完了し、農場主所有の隣接地に埋却した。
県は農場から半径10キロを家畜の移動制限区域に、同10〜20キロの搬出制限区域に設定する。移動、搬出制限区域には県畜産試験場(高原町)や「ミヤチク」高崎工場も含まれる。また、搬出制限区域には鹿児島県曽於市の一部が入る。
農場周辺には消毒ポイント3カ所を設けており、10キロ圏内の12カ所にも消毒ポイントを設置。周辺農場に外出自粛を呼び掛けるとともに、周辺で飼育する家畜の異常の有無を調査している。