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宮崎、日向初感染疑い 西都も新たに
(2010年6月11日)
県畜産課は「ワクチンで感染拡大を抑え切れてないという判断はまだできないが、厳しい状況。ワクチンを接種しても気を抜かずに消毒をお願いしたい」としている。
県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、宮崎市の農場は豚1325頭、日向市の農場は肥育牛349頭、西都市の農場は肥育牛550頭を飼育。いずれも同日、最寄りの家畜保健衛生所に「口蹄疫特有の症状を示している」と通報があり、立ち入り検査。患部の写真や症状を農林水産省や県が検討し、感染疑いと確認した。
動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に検体を送付しており、11日に結果が判明する予定。また、県はこの3農場を中心にした家畜の移動制限区域(半径10キロ圏内)と搬出制限区域(同10〜20キロ圏内)を同日にも追加する。
宮崎、日向市は10日からすでに殺処分を始め、11日には埋却までの作業を終える方針。西都市は同日から殺処分に着手する。
また、10日には川南、木城町の2農場でも牛32頭、豚2355頭に感染疑いを確認。いずれもワクチンを5月23日に接種している。感染・感染疑いは285例目で、ワクチン接種分をのぞく殺処分対象は19万818頭(牛3万4250頭、豚15万6551頭、ヤギ・羊17頭)となった。
一方、西都市尾八重には避難中の主力種雄牛5頭がいるが、新たな制限区域には入らない見込み。10日には清浄性確認検査のために最後の検体を採取。抗体検査で陰性が確認されれば、13日にもこの牧場を中心とした半径10キロの移動制限区域は解除される。
【写真】宮崎市での口蹄疫感染疑い確認を受け、現場周辺の防疫作業に向かう消防団員ら=10日午後10時、宮崎市跡江遊古館