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エルニーニョが終息/インド洋海面水温高い 北日本で冷夏
掲載日:10-06-11
気象庁は10日、太平洋のペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が、今春に終息したとみられると発表した。昨年の6月ごろに発生していた。一方、インド洋の海面水温が秋まで基準値を上回る見込みが強く、北日本の冷夏に注意を呼び掛けている。
同庁は、同海域の海面水温が夏以降、基準値(過去30年間の平均)を下回ると予測。秋にかけてラニーニャ現象に転じる可能性も示した。ラニーニャ現象になると、沖縄・奄美で気温が高くなる。一方で、インド洋の海面水温は、夏も基準値を上回る見通し。日本の南海上に位置する太平洋高気圧が北に張り出す力を弱め、寒気が南下しやすくなる。