天安門事件の学生リーダーで、今月4日に中国大使館の敷地内に侵入したとして逮捕されたウーアルカイシ氏について、東京地検は起訴猶予処分としました。
天安門事件の学生運動の指導者、ウーアルカイシ氏(42)は、今月4日、東京・港区の中国大使館の敷地内に侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕されましたが、その後、釈放されていました。
東京地検は在宅のまま調べを行った結果、軽微な事案だと判断し9日、ウーアルカイシ氏を起訴猶予処分としました。
「私は中国では指名手配者とされています。ですから中国大使館に自首するか、もしくは日本側から身柄を引き渡してもらおうと思いました」(ウーアルカイシ氏)
ウーアルカイシ氏は9日、会見し、「監獄に入れられても構わないから、祖国の両親に会いたい。数日後には亡命先の台湾に戻る予定だ」などと述べました。(09日17:41)