今月7日、川崎市で中学3年生の男子生徒が、自宅で硫化水素自殺をしていたことが分かりました。遺書のようなメモには、「いじめられた友だちを救えなかった」などという内容が書かれていたということです。
警察などによりますと、今月7日の夕方、川崎市麻生区で、中学3年生の男子生徒(14)が、自宅のトイレで心肺停止状態で倒れているのを母親が見つけ、病院に搬送されましたがまもなく死亡しました。
現場には空の洗剤の容器があり、警察は、男子生徒が硫化水素自殺を図ったとみています。「死んでしまうことを許して下さい」などと書かれた遺書のようなメモがあり、「いじめられた友だちを救えなかった」という趣旨の記載もあったということです。
「静かな感じの子。でも責任感が強いんだろうなって」(男子生徒を知る高校生)
「(学校での)いじめの報告は昨年度あったと受けている。(自殺した)本人にからむいじめの報告はあがっていません」(川崎市教育委員会の会見
男子生徒は前日まで修学旅行に参加していて、関係者らは「特に変わった様子はなかった」と話しているということです。(10日00:03)