2010-06-08 20:46:52
歓喜と怒り、品川劇場
高松宮杯最終日決勝戦。我等が埼玉・平原が優勝で幕を閉じた。
兵藤、諸橋が4番手、5番手を固めて武田が自爆。関東のライン結束で手にした三度目のG1制覇だ。
俺達は猛牛、吉野さん(友人)、Kさん(友人)の四人で品川駅におめでとうを伝えるために向かった。
到着して10分後くらいか。後閑信一の登場。もう何度も後閑さんには会っているのだがまさかこんなところに俺達がいるとは思わなかったのだろう。
「びっくりしたよ~」と少し面食らっていた。そこでみんなで撮影した写真を後閑さんのBOSSブログにアップしてもらい俺達を“仲間”と称してくれたのだ。ありがたい話しである。
夜は祝勝会。「平原がいいって言えば来れば」とまで後閑さんは言ってくれたがさすがにそこまで図々しくはなれたかった。
次は武田豊樹の登場。武田ファンの吉野さんは額に汗をかきながら写真を撮る。
決勝戦を振り返ってもらった武田選手のコメントはこうだ。
「平原くんにはグランプリも東王座戦もいってもらってるからね。俺の性格からするとその辺はちゃんとお返しするほうだから。今日は後ろの関東三人で独占できて良かったよね」。
聞いての通りである。最初からこのレースに関しては自分の闘いではなくラインのために着は度外視だったのだと思う。
さらに俺が「新田くんを最終的にタタけなかったけど新田くんは強かったですか?」と問う。
すると「う~ん、でもね。俺がもがけばあとはそれを平原くんがまくればいいだけだから。まあ、新田くんじゃ○○○○○○(少し過激発言のため有料ブログににて)いるようなもんだから」。
すごい発言だった。それはけっして相手をバカにしているわけではない。相手の力を認めていないわけでもない。
ただ、今現在の自身の持つ力と経験からくる絶大なる自信の表れだと思う。
吉野さんが今年はグランプリ制覇ですねと投げかけるとニコッと首をタテ振って駅を後にした。カッコよかったなぁ。
さあ、そしてメインの平原康多が藤田竜矢、太田真一と三人で改札口まで歩いてきた。
みんなで、おめでとう!! とここも写真撮影。藤田選手、太田選手にも入ってもらい全員での一枚。とても貴重だ。
終始、笑顔の平原選手。いつものお約束であるサインを書いてもらいそこには“宮杯V2”と綴ってくれた。
思い返せば一年前。初タイトルを手にした時も同じ場所でみんなで喜びを分かち合ったよなぁ。
ちょうど一年後、すでに三つ目のG1を手中におさめて凱旋品川駅。ドラマだ。
それにしても考えてしまう。俺達は競輪最高!! と日々思っているわけだけれど全国の競輪ファンはどうなのだろう?
他に品川駅に競輪ファンは誰もいない。ただ、俺達のフットワークが軽いだけなのだろうか?
何百人とまでは言わないけれどもう少し人は集まらないものか?
競輪選手は他のどんな公営ギャンブルの選手よりも肉体を酷使して、他のあらゆるスポーツと比較しても危険に溢れた競技だ。
毎レース、死と隣り合わせと言ってもまったく大袈裟ではない。ただ、残念ながらマイナースポーツなのか…。これが現実だ。
それと比べてプロ野球なんていうのはどうだろうか。シーズンオフというのがあって億以上の年収を稼ぐ選手がたくさんいる。
まあ、対比することじたいが屁理屈だという意見も多数あるのだろうけどもさみしい現状だ。
凱旋平原康多を待っている間に信じられない出来事が俺達の前でおこる。
埼玉西武ライオンズの大物ルーキー・菊池雄星がなぜかサングラス姿で夜の品川の改札で歩いていた。
実は品川に向かう車内の中でみんなで菊池の話しをしていたのだ。
西武園開催にあるライオンズの選手が俺のところに来る。名前はもうしわけないが伏せさせてもらう。
その選手が菊池についてこう言ったことがある。
「少し野球ナメてますね。高校の時からケガしてた選手ですからね。そんなたいしたことないと思いますよ」。
そんな言葉を聞いてもテレビで見る菊池は18歳とは思えない知的でテキパキしている。
が、しかし。俺がその選手から聞いた言葉が本当であったという裏付け事件が発生した。
菊池に吉野さんが近づいて「雄星くん」とそ~っと声をかけるとフルシカトだ。
俺達は、なんだこりゃ!? と頭にくる。当然だ。競輪選手にそんな選手いない。ふつうにいない。
さらに事態は悪化する。声をかけられたくないならその辺ウロウロしてなけれればいいのにわずか30メートルくらいのところで携帯をいじくっているのだ。
そうなると別に嫌じゃないんかな? とこっちは考えてしまいアタッカー・吉野さんの再チャレンジ。
色紙を持って「雄星くん、サイン一枚いいかな」と頭を下げてお願いした。誰も彼に気付いていない。わんさか人だかりができていたりするなら避けたい気持ちもわかる。
すると菊池はまたもフルシカト。あきらめないアタッカー吉野さんは「一枚たのみますよ。」
すると菊池の口からやっと出た言葉が「無理」の一言。こっちを向くこともなくそれだけだ。
吉野さんが「サインの一枚何で無理かな」と言うと驚愕のワンフレーズ。
眉間にシワを寄せて「あ~!?」と悪態をついたのだ。ありえないしあってはいけないし許してはいけない。
まさにそれは世間も都会も知らないただの“田舎ヤンキー”である。野球だけではない。社会もナメているのだ。
さすがにキレかける吉野さん。「何だその態度?」と一発食らわすと菊池は急に早歩きになり後ろを何度か振り返りこっちを睨みつけながら新幹線の改札を入っていった。
これ、実話である。Kさんが言った。究極の二枚舌だね、と。間違いない。あのテレビから流れる菊池の映像と品川駅での醜態。
どれだけのギャップなのか。俺ん家のテレビがぶっ壊れてんじゃないか、なんて考えてしまう。
クソだ。こんな者が大金の契約金をもらいプロ野球選手か。ふざけんな。外に出たら一般人と同じ行動、言動をとれ。当たり前だ。
菊池雄星とまわりが気付けばそれはファンは寄っくるだろう。バレるのいやならミル・マスカラス(昭和を代表する覆面レスラー)のマスクでも被って歩けよばかやろう。
サインをするのが嫌ならすいません、と言えばいいだけだろう。それを生意気な態度で無理、嫌、あげくにケンカごしであ~!? ないだろう。
去年は偶然、楽天の田中マーくんに会った。マーくんは低調にサインを断って代わりに握手で吉野さんに応えてくれた。
二年連続でプロ野球選手に遭遇する俺達の異常なまでの引きの強さはこれだけではなかった。
自民党の小池百合子さんとも会った。俺が「日本は大丈夫なんすか!?」と迫ると微笑みながらうなずいてくれた。
次はドクター・中松の参上。ここも俺が「先生、ラブジェット(中松氏開発のエロい薬)はもう無いんですか!?」と尋ねた。
するとドクター中松はニヤっとしながら「君、よ~く知ってるねぇ、名刺をあげよう」と秘書に名刺を出させて俺にくれたのだ。
「先生、何かあったら電話してもいいですか?」 と言うと、「うん、いいよ、いいよ」と。まあ、何もないけどね。
おいおいおい。喜びと怒りと冗談の三原色。日曜日の夜の品川駅、いったいどうなっているんだ。ドクター中松はギャグだよ。
こうしてあまりに中身の濃い二時間はあっという間に過ぎていった。
まあ、二年連続で平原康多宮杯優勝万歳!! を同じ場所でやれたこと。これがすべてだ。とにかくよかったよ。
それにしても菊池雄星、この先どんな選手、どんな大人になるかわからないが今のところただの4流プロ野球選手、人間的にはただのクソガキだ。
何がプロ野球だ!! Jリーグ、なんだそりゃ!? 近づいてきたサッカーワールドカップ、ふざけんな!! 競輪が一番なんだよ!!
一刻も早くもう一度競輪の復活を…。JKAのみなさん、目を覚ましてください!!
兵藤、諸橋が4番手、5番手を固めて武田が自爆。関東のライン結束で手にした三度目のG1制覇だ。
俺達は猛牛、吉野さん(友人)、Kさん(友人)の四人で品川駅におめでとうを伝えるために向かった。
到着して10分後くらいか。後閑信一の登場。もう何度も後閑さんには会っているのだがまさかこんなところに俺達がいるとは思わなかったのだろう。
「びっくりしたよ~」と少し面食らっていた。そこでみんなで撮影した写真を後閑さんのBOSSブログにアップしてもらい俺達を“仲間”と称してくれたのだ。ありがたい話しである。
夜は祝勝会。「平原がいいって言えば来れば」とまで後閑さんは言ってくれたがさすがにそこまで図々しくはなれたかった。
次は武田豊樹の登場。武田ファンの吉野さんは額に汗をかきながら写真を撮る。
決勝戦を振り返ってもらった武田選手のコメントはこうだ。
「平原くんにはグランプリも東王座戦もいってもらってるからね。俺の性格からするとその辺はちゃんとお返しするほうだから。今日は後ろの関東三人で独占できて良かったよね」。
聞いての通りである。最初からこのレースに関しては自分の闘いではなくラインのために着は度外視だったのだと思う。
さらに俺が「新田くんを最終的にタタけなかったけど新田くんは強かったですか?」と問う。
すると「う~ん、でもね。俺がもがけばあとはそれを平原くんがまくればいいだけだから。まあ、新田くんじゃ○○○○○○(少し過激発言のため有料ブログににて)いるようなもんだから」。
すごい発言だった。それはけっして相手をバカにしているわけではない。相手の力を認めていないわけでもない。
ただ、今現在の自身の持つ力と経験からくる絶大なる自信の表れだと思う。
吉野さんが今年はグランプリ制覇ですねと投げかけるとニコッと首をタテ振って駅を後にした。カッコよかったなぁ。
さあ、そしてメインの平原康多が藤田竜矢、太田真一と三人で改札口まで歩いてきた。
みんなで、おめでとう!! とここも写真撮影。藤田選手、太田選手にも入ってもらい全員での一枚。とても貴重だ。
終始、笑顔の平原選手。いつものお約束であるサインを書いてもらいそこには“宮杯V2”と綴ってくれた。
思い返せば一年前。初タイトルを手にした時も同じ場所でみんなで喜びを分かち合ったよなぁ。
ちょうど一年後、すでに三つ目のG1を手中におさめて凱旋品川駅。ドラマだ。
それにしても考えてしまう。俺達は競輪最高!! と日々思っているわけだけれど全国の競輪ファンはどうなのだろう?
他に品川駅に競輪ファンは誰もいない。ただ、俺達のフットワークが軽いだけなのだろうか?
何百人とまでは言わないけれどもう少し人は集まらないものか?
競輪選手は他のどんな公営ギャンブルの選手よりも肉体を酷使して、他のあらゆるスポーツと比較しても危険に溢れた競技だ。
毎レース、死と隣り合わせと言ってもまったく大袈裟ではない。ただ、残念ながらマイナースポーツなのか…。これが現実だ。
それと比べてプロ野球なんていうのはどうだろうか。シーズンオフというのがあって億以上の年収を稼ぐ選手がたくさんいる。
まあ、対比することじたいが屁理屈だという意見も多数あるのだろうけどもさみしい現状だ。
凱旋平原康多を待っている間に信じられない出来事が俺達の前でおこる。
埼玉西武ライオンズの大物ルーキー・菊池雄星がなぜかサングラス姿で夜の品川の改札で歩いていた。
実は品川に向かう車内の中でみんなで菊池の話しをしていたのだ。
西武園開催にあるライオンズの選手が俺のところに来る。名前はもうしわけないが伏せさせてもらう。
その選手が菊池についてこう言ったことがある。
「少し野球ナメてますね。高校の時からケガしてた選手ですからね。そんなたいしたことないと思いますよ」。
そんな言葉を聞いてもテレビで見る菊池は18歳とは思えない知的でテキパキしている。
が、しかし。俺がその選手から聞いた言葉が本当であったという裏付け事件が発生した。
菊池に吉野さんが近づいて「雄星くん」とそ~っと声をかけるとフルシカトだ。
俺達は、なんだこりゃ!? と頭にくる。当然だ。競輪選手にそんな選手いない。ふつうにいない。
さらに事態は悪化する。声をかけられたくないならその辺ウロウロしてなけれればいいのにわずか30メートルくらいのところで携帯をいじくっているのだ。
そうなると別に嫌じゃないんかな? とこっちは考えてしまいアタッカー・吉野さんの再チャレンジ。
色紙を持って「雄星くん、サイン一枚いいかな」と頭を下げてお願いした。誰も彼に気付いていない。わんさか人だかりができていたりするなら避けたい気持ちもわかる。
すると菊池はまたもフルシカト。あきらめないアタッカー吉野さんは「一枚たのみますよ。」
すると菊池の口からやっと出た言葉が「無理」の一言。こっちを向くこともなくそれだけだ。
吉野さんが「サインの一枚何で無理かな」と言うと驚愕のワンフレーズ。
眉間にシワを寄せて「あ~!?」と悪態をついたのだ。ありえないしあってはいけないし許してはいけない。
まさにそれは世間も都会も知らないただの“田舎ヤンキー”である。野球だけではない。社会もナメているのだ。
さすがにキレかける吉野さん。「何だその態度?」と一発食らわすと菊池は急に早歩きになり後ろを何度か振り返りこっちを睨みつけながら新幹線の改札を入っていった。
これ、実話である。Kさんが言った。究極の二枚舌だね、と。間違いない。あのテレビから流れる菊池の映像と品川駅での醜態。
どれだけのギャップなのか。俺ん家のテレビがぶっ壊れてんじゃないか、なんて考えてしまう。
クソだ。こんな者が大金の契約金をもらいプロ野球選手か。ふざけんな。外に出たら一般人と同じ行動、言動をとれ。当たり前だ。
菊池雄星とまわりが気付けばそれはファンは寄っくるだろう。バレるのいやならミル・マスカラス(昭和を代表する覆面レスラー)のマスクでも被って歩けよばかやろう。
サインをするのが嫌ならすいません、と言えばいいだけだろう。それを生意気な態度で無理、嫌、あげくにケンカごしであ~!? ないだろう。
去年は偶然、楽天の田中マーくんに会った。マーくんは低調にサインを断って代わりに握手で吉野さんに応えてくれた。
二年連続でプロ野球選手に遭遇する俺達の異常なまでの引きの強さはこれだけではなかった。
自民党の小池百合子さんとも会った。俺が「日本は大丈夫なんすか!?」と迫ると微笑みながらうなずいてくれた。
次はドクター・中松の参上。ここも俺が「先生、ラブジェット(中松氏開発のエロい薬)はもう無いんですか!?」と尋ねた。
するとドクター中松はニヤっとしながら「君、よ~く知ってるねぇ、名刺をあげよう」と秘書に名刺を出させて俺にくれたのだ。
「先生、何かあったら電話してもいいですか?」 と言うと、「うん、いいよ、いいよ」と。まあ、何もないけどね。
おいおいおい。喜びと怒りと冗談の三原色。日曜日の夜の品川駅、いったいどうなっているんだ。ドクター中松はギャグだよ。
こうしてあまりに中身の濃い二時間はあっという間に過ぎていった。
まあ、二年連続で平原康多宮杯優勝万歳!! を同じ場所でやれたこと。これがすべてだ。とにかくよかったよ。
それにしても菊池雄星、この先どんな選手、どんな大人になるかわからないが今のところただの4流プロ野球選手、人間的にはただのクソガキだ。
何がプロ野球だ!! Jリーグ、なんだそりゃ!? 近づいてきたサッカーワールドカップ、ふざけんな!! 競輪が一番なんだよ!!
一刻も早くもう一度競輪の復活を…。JKAのみなさん、目を覚ましてください!!
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