参院選挙を目前に控え、自民党の安倍元首相を中心とする党内のタカ派のグループが、民主党政権打倒を掲げ、「たち上がれ日本」や日本創生党と協力しうる選挙区で共闘していくことを確認しました。
安倍・平沼・山田の3氏は、社会主義的な色彩の強い民主党政権がこのまま続けば、日本の政治は機能不全に陥るとして、次の参院選挙では協力できる選挙区では協力し、民主党が単独過半数を獲得することを阻止していきたいと訴えました。
また、この3つの勢力が今後協力する選挙区について安倍氏は、民主党の輿石参院議員会長が立候補を予定する山梨県などを例に挙げ、共闘をすすめていきたいとしています。
鳩山内閣から菅内閣に替わり内閣支持率が急回復する中、野党の自民党や「第三極」を目指す新党勢力は参院選対策の練り直しを迫られており、今回のようなこうした野党間における連携は、今後も続くと見られます。(10日15:28)