2010-06-10

都城

テーマ:ブログ

 本当にショックだった。報告を聞いたとき、一瞬、背筋が凍る思いがした。

 昨日、都城市(高崎町)に新たな疑似患畜が確認された。ここは鹿児島県との県境で、児湯地区から南西に約50㎞離れた場所である。信じられない。疫学上、どんな問題があったのか?

 

 都城を始めとする西諸・北諸・お隣の鹿児島県曽於市・大隅地区等は、日本有数の大畜産地帯である(都城市だけで牛豚合わせて約48万頭)。

 ここにもし拡大したら、九州の畜産・産業は壊滅的打撃である。九州だけでは無い。日本の畜産にとっても大打撃であろう。

 とにかく、この農場での封じ込めを第一に考え、殺処分は迅速に今日の午前2時20分に終えた。家畜(牛・208頭)の埋却は本日午後3時に終了。

 加えて、周囲の・人・モノ等の移動を禁止し、通行止めや人・車両・物品等の徹底した消毒等、迅速な対応を講じている。


 今日は、県議会一般質問の予定であったが、執行部への負担軽減という意味で、議会から配慮を頂き、一般質問は無くなった。感謝を申し上げたい。


 本日、篠原新農水副大臣が、国の対策本部の現地本部長として着任された。国におかれては、今後も、これまで以上に万全の対策を講ずるようお願い申し上げたい。

 現在、新たに都城で発生している。その対応も含め、とにかく一日も早い終息に向け、農家さん・地域住民・国・地元自治体・農業団体・関係各位・県民の皆様等々、正に県民総力戦で、力を合わせて、全力で取り組んで行かなければならない。

 関係各位におかれましては、長丁場の戦いになっておりますが、どうか気を緩めることなく万全の防疫措置をお願い申し上げます。


 昨日の殺処分は2,806頭。全体の殺処分対象頭数272,485頭。殺処分完了158,632頭、未殺処分113,853頭。


 

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