亀井氏、閣僚辞任へ 民主、郵政法案先送りで記者会見する国民新党の亀井代表(右)と自見幹事長=11日午前1時9分、東京・平河町の党本部 参院選が「6月24日公示―7月11日投開票」の日程で実施される方向になった。民主党は10日、参院選のため今国会での郵政改革法案処理を先送りする方針を固め、午後の幹事長・国対委員長会談で国民新党に伝えた。今国会成立を強く求める同党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相が反発、閣僚を辞任する意向を伝えた。ただ、連立政権は維持し、亀井氏は後任に国民新党の自見庄三郎幹事長を充てたいとの考えを示した。 一方、民主党は10日夜の与野党国対委員長会談で、野党側の要求を一部受け入れ、16日までの会期を1日だけ延長し、16、17両日に衆参両院で予算委員会を開催することなどを提案。野党側も同意するとみられる。1日だけの延長なら、民主党が想定する参院選日程には影響しない。 ただ、郵政法案は参院で廃案になる。民主党内では参院選マニフェスト(政権公約)や菅直人首相(民主党代表)の所信表明演説で、参院選後の臨時国会での成立を確約する案が浮上している。 一方、菅首相の所信表明演説は11日午後、衆参本会議で行われることになった。 【共同通信】
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