【ワシントン共同】ロケット開発を進める米民間企業スペースX社(カリフォルニア州)は4日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から、開発中の「ファルコン9」ロケットの初めての打ち上げ試験を行い、搭載物を高度約250キロの地球周回軌道に投入することに成功したと発表した。
同ロケットは、スペースシャトル退役後に国際宇宙ステーションへの物資輸送を担うことになっている。
同社はインターネットの決済サービス「ペイパル」創業者のイーロン・マスク氏が2002年に設立。同ロケットに搭載する有人宇宙船の開発も行っている。
オバマ大統領は、国際宇宙ステーションへの人員輸送にも商業宇宙船を活用する方針を示しており、同社も候補の一つに挙がっている。