世界の主要金融機関幹部が24日にロンドンで会合
[ロンドン 23日 ロイター] 日欧米の主要金融機関の幹部が24日、ロンドンで会議を開き、金融規制改革に加え、世界経済の立て直しなどについて意見を交換する。
会議は来月2日に当地で開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を前に開かれるもので、英国のブラウン首相が議長を務める。
同会議で、金融機関幹部は金融市場の規制改革について意見交換するほか、銀行の資本増強と引当金積み増しの必要性、ヘッジファンドに関する規制強化などについて議論する見通し。
ブラウン首相の報道官は「首相は24日、世界の主要銀行のトップと会合を開く。会合では、世界の金融システムの将来像、実施される必要がある改革などについて議論される」と述べた。
ダーリング英財務相、および英金融サービス機構(FSA)のターナー長官も会議に出席する。
出席が見込まれる金融機首脳は、ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)のアッカーマン最高経営責任者(CEO)、スペインのサンタンデール銀行(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)のセインCEO、仏BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)のプロCEO、英スタンダード・チャータード銀行(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)のサンズCEO、米JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の投資銀行部門共同責任者のビル・ウインターズ氏ら。
英HSBCホールディングス(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、英バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、および日本の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)からも幹部が主席するもよう。
会議は24日1000GMTごろ始まり、2時間ほどで終了する見通し。
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