宮崎・西都市で新たな感染か
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宮崎・西都市で新たな感染か

6月10日 18時44分

宮崎県で「口てい疫」の感染が広がっている川南町などの近くで、今月1日以来感染例の報告がなかった西都市で、口てい疫の症状を示している牛が10日、見つかり、西都市は、感染の疑いがあるとして、この農場にいるおよそ580頭すべてを処分する方針です。

西都市によりますと、10日午前、西都市三財にある畜産農家から「口てい疫のような症状を示す牛がいる」と連絡があり、宮崎県の獣医師が、牛2頭によだれを垂らすといった口てい疫特有の症状が見られることを確認しました。宮崎県は、遺伝子検査のため、この牛の検体を東京の動物衛生研究所に送りましたが、西都市は、感染の疑いがあるとして、検査の結果を待たずにこの農場で飼育されている牛、およそ580頭すべてを処分する方針で、宮崎県に連絡しました。西都市での感染例の報告は6月1日以来、9日ぶりとなります。また今回の農場は、国や県が感染拡大を防ぐために、家畜にワクチン接種を行った半径10キロの地域の外側で、農家に対し、食肉用として早期の出荷を促している範囲にあり、こうした地域で感染の疑いがある家畜が見つかったのは初めてです。