宮崎市・西都市 感染の疑い
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宮崎市・西都市 感染の疑い

6月10日 20時3分

口てい疫の感染が拡大している宮崎県で10日、新たに宮崎市と西都市のあわせて2か所の農場で、口てい疫の症状を示している牛や豚がいることがわかりました。2つの農場は、いずれもこれまで感染が確認されている農場から10キロ以上離れているということで、農林水産省と宮崎県などでは、2つの農場の家畜を処分することになりました。

新たに口てい疫の症状を示している家畜が見つかったのは、宮崎市と西都市の2か所の農場です。このうち、西都市では10日午前、市内の畜産農家から、「口てい疫のような症状を示す牛がいる」と連絡があり、宮崎県の獣医師が、牛2頭によだれを垂らすといった口てい疫特有の症状が見られることを確認しました。宮崎県は、遺伝子検査のため、この牛の検体を東京の動物衛生研究所に送りましたが、農林水産省と宮崎県では、検査の結果を待たずに症状を示した牛の写真などから口てい疫に感染した疑いがあると判断しました。また、同じように宮崎市の農家で、豚3頭に口てい疫の症状を示していて、農林水産省と宮崎県では、これについても口てい疫に感染した疑いがあると判断しました。農林水産省では、地元の自治体とともにこれらの農場で飼育されている家畜をすべて処分することにしています。2つの農場は、いずれもこれまで感染が確認されている農場から10キロ以上離れているということです。感染の疑いのある牛や豚の検体を調べる遺伝子の検査結果は、11日にわかるということです。また、このほか、日向市と川南町木城町でも新たな感染の疑いが見つかっています。